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PythonでExcelファイルをPDFに変換する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにPythonでExcelファイルをPDFに変換する方法について現役エンジニアが解説しています。今回は、PythonでExcelファイルを扱うために、win32comというモジュールを使用していきましょう。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

PythonでExcelファイルをPDFに変換する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。

 

Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

田島悠介

今回は、Pythonに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

PythonでExcelファイルをPDFに変換する方法について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

ExcelファイルをPDFに変換する方法

ExcelファイルをPDFに変換する方法はいくつか存在しています。

最も一般的な方法は、Excelの「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XDSの作成」という手順を踏むことでExcelから直接PDFに変換するというものです。

しかし、この方法では、多数のExcelファイルをPDFに変換したい場合、1つ1つ変換を行なうため、膨大な時間が掛かることも少なくありません。

そのため、Pythonを使ってプログラミングによってExcelファイルからPDFに変換すると良いでしょう。

 

PythonでExcelファイルを扱うには、win32comと呼ばれるモジュールを使います。

このモジュールはデフォルトでは入っていないので、pipでインストールしましょう。

pip install pywin32

続いて、ExcelファイルをPythonで読み込むには、適当な変数名を用意(ここでは”excel”)して、エクセルファイルを開くための設定を行ないます。

excel = win32com.client.Dispatch("Excel.Application")        #Excelを操作するための設定
file = excel.Workbooks.Open('Excelファイルの絶対パス')

これで、Excelファイルを開くことができました。

 

開いたファイルをPDFに変換する場合、シートをインデックスで指定し(左から順に1から始まる数字。複数の場合はリスト型にする)、下記のように記述してみましょう。

file.WorkSheets(シートのインデックス).Select()
file.ActiveSheet,ExportAsFixedFormat(0, 'PDFファイルの保存先の絶対パス')        #第一引数の0はPDFを指定するもの。

これで、ExcelファイルをPDFに変換できました。

 

実際に書いてみよう

プログラムを記述し、ExcelファイルのPDF化を行ないましょう。

import win32com.client        #win32comをインポートするだけでは上手くいかないので注意!!
excel = win32com.client.Dsipatch("Excel.Application")
file = excel.Workbooks.Open("エクセルファイルの絶対パス(拡張子は.xlsx)")
file.WorkSheets(PDF化したいシートのインデックス).Select()
file.ActiveSheet.ExportAsFixedFormat(0,"保存先の絶対パス(拡張子は.pdf)")

これを実行すれば、好きなExcelファイルをPDFに変換できることが可能です。

 

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PDFをExcelファイルに変換する方法

ここでは、PDFをExcelファイルに変換する方法を解説します。

PDFをExcelファイルに変換する場合、表になっていてExcel形式に変換できるものに限られる点は注意が必要です。

変換方法は、「PDFファイル」→「CSVファイル」→「Excelファイル」という手順で行ないます。

この場合、CSVファイルに変換し、pandasを使えばかんたんにExcelファイルに変換することができるでしょう。

 

「PDF」→「CSVファイル」の変換には、tabulaモジュールのread_pdf関数を使います。

インストールされていなければ、下記のコードで実行してください。

pip install tabula-py

 

インストールが完了したら、下記のコードでPDFからExcelファイルに変換できます。

from tabula import read_pdf
import pandas as pd
file = read_pdf("PDFファイルの絶対パス", pages = 1)
file.to_excel("保存先のExcelファイルの絶対パス")

 

まとめ

この記事では、Pythonを使ってExcelファイルとPDFファイルを相互に変換する方法について解説しました。

事務処理等で役に立つことがある実用的な方法なので、有効に活用してみてください。

 

執筆してくれたメンター

メンターOS

AIプログラミングを使って開発を行う。

プログラミング歴は約3年でPythonは割と得意。

好きな物理理論は一般相対性理論で動物も好き。

 

大石ゆかり

PythonでExcelファイルをPDFに変換する方法がよく分かったので良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃん、今後も分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

 

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また、現役エンジニアから学べる無料体験も実施しているので、参加してみてください。