PHPで繰り返し処理にcontinueを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

今回は、PHPで繰り返し処理にcontinueを使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

PHPについてそもそもよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、PHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

continueとは

PHPのcontinueは、forやwhile、foreachといったループ構造において、残りの処理をスキップし次のループを実行するために使用されます。
 

繰り返し処理を使う方法

繰り返し処理でcontinueを使用する方法を見ていきましょう。
 

繰り返し処理の基本形

まずは、基本的な使用方法です。下記の構文をforやwhile、foreachといったループ処理の中で記載することで、残りの処理をスキップし、次のループが実行されます。

//繰り返し処理
continue;

 

continueの階層指定

PHPのcontinueは、下記のように記載することで、複数のネストされたループにおいてスキップする階層を指定することができます。

continue 階層数;

例えば、forの中にforが記載されているような多重ループで「continue 2;」と記載した場合、外側のforまでが対象となり、外側のforの残りの処理もスキップします。

上記の基本形で記載した場合は、「continue 1;」と同様の意味になります。
 

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実際に書いてみよう

それでは、実際にループ処理の中で、continueを使用する例を見ていきましょう。
 

繰り返し処理の基本形

<?php
for($i = 0; $i < 5; $i++) {
    if($i === 2) {
        continue;
    }
    echo $i."n";
}

 

実行結果

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1
3
4

上記の例は、$iが2の時にcontinueを使用してスキップする例です。

$iが2の時、continueが実行されるので、その後の$i（数値の2）を出力する処理がスキップされています。
 

continueの階層指定

<?php
for($i = 0; $i < 3; $i++) {
    for($j =  0; $j < 5; $j++) {
        if($j === 2) {
            continue 2;
        }
        echo $i.$j."n";
    }
    echo "この処理は実行されません";
}

 

実行結果

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上記の例では、「continue 2;」が実行された時、外側のforが対象となり、残りの処理がスキップされます。

内側のforを実行中、$jが2になった時に毎回外側のforの残りの処理までスキップされるので、「 echo "この処理は実行されません";」という処理は実行されることはありません。
 

筆者プロフィール

平野大輝（ひらのだいき） スキル：PHP・Java・JavaScriptを用いて様々なアプリを開発するWebエンジニア。

 

 

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