Rubyでsprintfを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyでsprintfを使う方法について現役エンジニアが解説しています。sprintfメソッドは与えられた引数を指定フォーマットの文字列として返すメソッドです。printfメソッドと似ていますが、文字列を表示せず返す点が違います。フォーマット文字列も確認しましょう。
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Rubyでsprintfを使う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyでsprintfを使う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
sprintfとは
与えられた引数を指定フォーマットの文字列として返します。
似たような名前のprintfは「文字列として出力(表示)する」のに対して、今回のsprintfは「文字列として返す」点が異なります。
sprintfやprintfのフォーマットの指定形式はいろいろな言語でほぼ共通の形式となっているので、ぜひ覚えてしまいましょう。
sprintfを使うメリットや使われるケース
文字列の「左寄せ」や、数値の「桁のゼロ埋め」や、「小数点以下の桁指定」など、文字列のフォーマットを指定したいときに便利です。
sprintfを使う方法
主に以下の形式で使用します。
sprintf( "フォーマット", 戻したい値 )
フォーマットの指定についてはいろいろありますが、主に次のものを覚えておきましょう。
- rn :表示を改行させます。
- %幅d : 整数値を指定の桁数で右詰めにします。
- %-幅d :整数値を指定の桁数で左詰めにします。
- %+幅d :整数値を符号付きで表示します。
- %0幅d : 整数値の余った空白をゼロで埋めます。
- %幅.小数点以下桁数f :小数点以下の桁数を指定しています。
- %幅s :文字列を右詰めで表示します。
- %-幅s :文字列を左詰めで表示します。
decimal の「d」、float の「f」、string の「s」と覚えるとよいでしょう。
実際に書いてみよう
# 数値を右詰めで指定します。 str = sprintf("%10d", 123) p str #=> " 123" # 数値を左詰めで指定します。 str = sprintf("%-10d", 123) p str #=> "123 " # 数値を符号付きで指定します。 str = sprintf("%+10d", 123) p str #=> " +123" # 数値を右詰めで指定し、余った空白をゼロで埋めます。 str = sprintf("%010d", 123) p str #=> "0000000123" # 小数点以下の桁数を指定します。 str = sprintf("%10.3f", 123.4) p str #=> " 123.400" # 文字列を右詰めで指定します。 str = sprintf("%10s", "abc") p str #=> " abc" # 文字列を左詰めで指定します。 str = sprintf("%-10s", "abc") p str #=> "abc " # 複数の値を渡して指定することができます。 str = sprintf("%3d is not %3s", 123, "abc") p str #=> "123 is not abc" __END__
実行結果
#=> " 123" "123 " " +123" "0000000123" " 123.400" " abc" "abc " "123 is not abc"
まとめ
簡単にフォーマットを指定することができましたね。どんどん活用していきましょう。
筆者プロフィール
メンター古川さん
Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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