HTMLの要素にスクロールバーを設置する方法を現役デザイナーが解説【初心者向け】

HTMLの要素にスクロールバーを設置する方法について、テックアカデミーのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

目次

• スクロールバーとは
• overflowプロパティの指定方法
• HTMLの要素にCSSでスクロールバーを設置する方法
• 実際に書いてみよう
• まとめ
• HTMLを学習中の方へ

そもそもHTMLの記述方法がわからない場合は、 HTMLの書き方について解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

今回は、HTMLに関する内容だね！

どういう内容でしょうか？

要素にスクロールバーを設置する方法について詳しく説明していくね！

お願いします！

スクロールバーとは

スクロールバーとは、ボックスの中に文字や画像などのコンテンツが収まりきらない場合、横方向や縦方向にスクロールすることでコンテンツの閲覧を可能にする操作バーです。

規約の表示など、文章全体を表示してしまうと長くなってしまう場合などに、画面の縦幅を節約する目的でよく利用されています。

スクロールバーを設置するには、ボックスにCSSのoverflowプロパティを指定します。

overflowプロパティの指定方法

overflowプロパティにはいくつかの指定方法があります。

以下にoverflowプロパティの代表的な値を紹介します。

overflow: visible;

ボックスからはみ出たコンテンツを、そのままはみ出した状態で表示させます。

overflowプロパティの初期値です。

overflow: scroll;

スクロールバーを表示させることができます。

ボックスからはみ出たコンテンツは隠れてしまい、スクロールをすることで見ることができるようになります。

overflow: hidden;

スクロールバーを表示しないようにし、ボックスからはみ出たコンテンツも表示されません。

overflow: auto;

ボックスからはみ出たコンテンツの有無により、スクロールバーの表示・非表示を自動で判断できます。

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HTMLの要素にCSSでスクロールバーを設置する方法

HTMLのスクロールをさせたい文字などを囲む親要素にクラス名を付け、CSSでoverflow: scroll;を記述するだけでスクロールバーが表示されます。

さらに、縦幅と横幅を指定することで、隠す部分と表示する部分を調整します。

実際に書いてみよう

HTML

<div class="test">
  <p>123456</p>
  <p>123456</p>
  <p>123456</p>
  <p>123456</p>
</div>

CSS

.test {
  width: 100px;
  height: 50px;
  overflow: scroll;
  border: blue 5px solid;
}

以下のように右側にスクロールバーが表示され、縦方向にスクロールすることで隠れたコンテンツが表示されたら成功です。

まとめ

今回はHTMLの要素にスクロールバーを設置する方法について解説しました。

スクロールバーを設置するには、コンテンツを囲むボックスにCSSのoverflowプロパティを指定します。

簡単に設定できるので、限られた画面の表示領域を節約したい時などに便利です。

しかしながら、多用するとユーザーにストレスを与えてしまいかねませんので、ピンポイントで使用するようにしてみてください。

内容が分かりやすくて良かったです！

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！

分かりました。ありがとうございます！

HTMLを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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