Javaでファイルに追記で書き込む方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaでファイルに追記で書き込む方法について解説しています。ファイルに追記を行う際には、FileWriterクラスを使用します。FileWriterクラスの使い方、追記の方法をサンプルコードで学習しましょう。
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Javaでファイルに追記で書き込む方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
ファイルに追記で書き込む方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
FileWriterクラスとは
FileWriterクラスとはファイルに何かを書き出したりする場合に使用するクラスです。
java.io パッケージの FileWriterクラスのオブジェクトを生成すると、同時に「ファイルを開く」という処理が行われます。(ファイルが存在しない場合は、新しくファイルが作成されます。)
FileWriterクラスの使い方
FileクラスやFileWriterクラスは java.io パッケージに含まれていますので、インポート宣言が必要です。
ファイルにデータを書き込む場合にはtry 〜 catch 文で囲う設定が必要になります。
ファイルを取り扱うクラスには全て、java.io.IOException クラス例外が発生する可能性があるためです。
Fileクラスをインスタンス化してオブジェクトを生成する際に、テキストファイルへのパス(ファイル名を含む)を設定しましょう。
Fileクラスのオブジェクトを引数に渡して、FileWriterクラスをインスタンス化しオブジェクトを生成します。
こうすることによって、Fileクラスで管理しているファイルをファイルへの書き出し専用クラスであるFileWriterから使用する可能です。
write()メソッドは、あくまで書き込む文字列を指定して、実際に書き込みたい場合は必ずflush()メソッドを使用して指定した文字列を書き込みます。
finally文を使用して、クローズ処理を行っています。
ファイルに書き込みを行うために、繋げていたストリームを必ず閉じなければならない必要があるといえるでしょう。
ファイルに追記で書き込む方法
既存のファイルに追記をしたい場合には、FileWriterクラスをインスタンス化する際に、第二引数へ「true」を設定します。
このようにして作成されたオブジェクトは指定されたファイルへ追記を行うことが可能です。
実際に書いてみよう
ファイルへの書き込みを行うサンプルを確認しましょう。
import java.io.File; import java.io.FileWriter; import java.io.IOException; public class FileWriterReaderSample { public static void main(String[] args) { FileWriter fw = null; try { File file = new File("c:¥¥src¥¥Test.txt"); fw = new FileWriter(file); fw.write("こんにちは"); fw.flush(); } catch(IOException e) { e.printStackTrace(); } finally { try { if(fw != null) { fw.close(); } } catch(IOException e) { e.printStackTrace(); } } } }
出力ファイル(c:¥¥src¥¥Test.txt)
こんにちは
下記で出力されたファイルへ追記を行ってみましょう。
import java.io.File; import java.io.FileWriter; import java.io.IOException; public class FileWriterSample2 { public static void main(String[] args) { FileWriter fw = null; try { File file = new File("c:¥¥src¥¥Test.txt"); fw = new FileWriter(file, true); fw.write("こんばんは"); fw.flush(); } catch(IOException e) { e.printStackTrace(); } finally { try { if(fw != null) { fw.close(); } } catch(IOException e) { e.printStackTrace(); } } } }
出力ファイル(c:¥¥src¥¥Test.txt)
こんにちはこんばんは
追記されることも確認できました。
執筆してくれたメンター
松井紀明
メーカー系で17年エンジニアとして勤務後、現在はフリーのエンジニアとしてリモートワークで働いています。 Java、Perl、COBOL、最近ではRuby、PHP等、様々な言語での開発を経験しています。 TechAcademyではJavaコースを担当しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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