JavaScriptでinsertAdjacentHTMLメソッドを使ってHTML要素を追加する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptでinsertAdjacentHTMLメソッドを使ってHTML要素を追加する方法について現役エンジニアが解説しています。insertAdjacentHTMLメソッドとはHTMLのElementに対してHTML要素を差し込むことができるメソッドです。
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監修してくれたメンター
永井浩平
バックエンド、フロント、クラウドなど幅広く業務を行う。
テックアカデミーでは、フロントエンドコース / Javaコースのメンター。
JavaScriptでinsertAdjacentHTMLメソッドを使ってHTML要素を追加する方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
- はじめに
- insertAdjacentHTMLメソッドとは
- insertAdjacentHTMLメソッドの使い方
- HTML要素を追加する方法
- insertAdjacentHTMLメソッドとinnerHTMLプロパティの違い
- 実際に書いてみよう
- まとめ
- JavaScriptを学習中の方へ
そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、JavaScriptに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
JavaScriptでinsertAdjacentHTMLメソッドを使ってHTML要素を追加する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
はじめに
JavaScriptからHTML要素を挿入して、ブラウザ表示する方法を説明します。
今回はJavaScriptからHTML要素を追加するために、insertAdjacentHTMLメソッドを使います。
HTML要素をユーザー操作などによって追加できるので、動きのあるサイトを作成できます。
また、URL(ページ)遷移をしない、SPA(Single Page Application)の作成などの際にとても便利です。
ぜひこの機会に実装方法を覚えておきましょう。
insertAdjacentHTMLメソッドとは
HTMLの要素などを表すElementのメソッドで、呼び出し元のElementに対してHTMLを差し込むことができます。
画面に新しいHTML要素を追加する場合によく使うメソッドです。
insertAdjacentHTMLメソッドの使い方
HTMLを差し込む基準になるElementに対して、.insertAdjacentHTML()と記述することで使えます。
第1引数に差し込む位置の指定をする文字列、第2引数に差し込むHTMLを渡します。
第1引数の差し込み位置の指定は、下記の4種類あります。
HTMLを差し込みたい位置を指定するように、いずれかの文字列を第1引数に指定してください。
1、beforebegin
Elementのタグの直前に挿入します。
2、afterbegin
Elementタグの中の先頭に挿入します。
3、beforeend
Elementタグの中の末尾に挿入します。
4、afterend
Elementのタグの直後に挿入します。
HTML要素を追加する方法
insertAdjacentHTMLメソッドを使って、第2引数にHTMLソースを記述します。
以下、id名称がmainHeaderというdivタグ内の先頭にHTML要素を追加例です。
const header = ducument.getElementById('mainHeader');
header.insertAdjacentHTML('afterbegin','<h2>追加要素</h2>');
insertAdjacentHTMLメソッドとinnerHTMLプロパティの違い
HTMLの要素を編集するメソッドには、他にinnerHTMLというプロパティもあります。
innerHTMLはHTMLを上書きするために使います。
insertAdjacentHTMLは要素の追加のために使います。
例えば、特定のElementの中をてっとり早くまるごと消すような場合は、innerHTMLに空文字を代入することで実現できます。
最初に挿入したり最後に挿入したりする場合は、位置が指定できるinsertAdjacentHTMLが便利です。
用途によって使い分けられるようにしましょう。
実際に書いてみよう
以下のようなHTMLを用意します。
<html>
<head>
</head>
<body>
<h2 id="firstView">初期表示要素</h2>
</body>
</html>
ここに、id名称がfirstViewのh2タグを中心に、要素を追加する処理を実装していきましょう。
window.onload = function() {
/*タグを挿入するオブジェクトを取得*/
const firstViewElement = document.getElementById('firstView');
firstViewElement.insertAdjacentHTML('beforebegin','<h2>beforebegin追加要素</h2>');
firstViewElement.insertAdjacentHTML('afterbegin','【afterbegin追加要素】');
firstViewElement.insertAdjacentHTML('beforeend','【beforeend追加要素】');
firstViewElement.insertAdjacentHTML('afterend','<h2>afterend追加要素</h2>');
};
もとのHTMLでは下記h2タグの表示だけです。
けれど、onloadイベントが発生した際には、下記画像のように要素が追加されて画面表示されます。
またHTMLの構成をデベロッパーツールで確認すると、下記のようにh2タグや文字列が追加されていることが確認できます。
<html>
<head>
</head>
<body>
<h2>beforebegin追加要素</h2>
<h2 id="firstView">【afterbegin追加要素】初期表示要素【beforeend追加要素】</h2>
<h2>afterend追加要素</h2>
</body>
</html>
まとめ
今回紹介したinsertAdjacentHTMLは、画面の表示をJavaScriptで操作する際に使うことの多いメソッドです。
第1引数で挿入位置を指定する文字列は、リファレンスで確認しながら使えばよいので、覚える必要はありません。
都度、調べながら使ってみてください。
また、今回はloadイベントにひもづけて要素を追加しましたが、ボタン操作や各関数からもHTML要素を追加できます。
ぜひSPAや動きのあるサイト作成の際には活用してみてください。
内容が分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
JavaScriptを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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