JavaScriptのfor-in文の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptのfor-in文の使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• for-in文とは
• for-in文の使い方
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

for-in文とは

for-in文はオブジェクトのプロパティを全て列挙して繰り返し処理を行います。列挙するのはプロパティ名です。以下のオブジェクトを例にしましょう。

obj = {
  key1: "value1",
  key2: "value2", 
  key3: 999
}

この場合、for-in文で列挙されるのはプロパティ名である「key1, key2, key3」となります。プロパティ名から値を得るにはブラケット記法を使用します。ブラケット記法の構文は以下のとおりです。

オブジェクト[プロパティ名]

for-in 文について、詳しくは以下のサイトも参考にしてください。

MDN – for…in

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for-in文の使い方

for-in文の使い方は以下のとおりです。

for (プロパティ in オブジェクト) {
  // 処理
}

 

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムではfor-in文の使い方について確認します。実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行います。はじめに対象となるオブジェクトを定義します。

obj = {
  key1: "value1",
  key2: "value2", 
  key3: 999
}

上記のオブジェクトに対してfor-in文で繰り返し処理を行ってみましょう。

for (i in obj) {
  console.log(i, ':', obj[i]);
}

実行結果は以下のとおりです。for-in文によりプロパティを取得し、ブラケット記法によりプロパティの値が得られていることを確認しましょう。

key1 : value1
key1 : value2
key1 : 999

配列のオブジェクトの一種ですので for-in 文が利用可能です。

obj = ["apple", "orange", "cherry"]

for (i in obj) {
  console.log(i, ':', obj[i]);
}

実行結果は以下のとおりです。配列の場合、プロパティ名はインデックス(0, 1, 2…)となります。

0 : apple
1 : orange
2 : cherry

 

まとめ

今回の記事ではJavaScriptのfor-in文の使い方を学習しました。

筆者プロフィール

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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