icon
icon

Chromeの開発者ツールを使ってJavaScriptのデバッグを行う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにChromeの開発者ツールを使ってJavaScriptのデバッグを行う方法について解説しています。WebブラウザのChromeにはデベロッパーツールという開発者向けの機能が実装されています。デベロッパーツールを使ったJavaScriptのデバッグの手順を覚えましょう。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

Chromeの開発者ツールを使ってJavaScriptのデバッグを行う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

田島悠介

今回は、JavaScriptに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

Chromeの開発者ツールを使ってJavaScriptのデバッグを行う方法について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

目次

 

Chromeとは

Chrome とは Google 社が開発したフリーソフトウェアのブラウザです。WindowsやMac、Linux、Android、 iOS など多くのOSで提供されています。全てのWebブラウザにおける Chrome のシェアは約64%と多くを占めています。

参考:statcounter  – Desktop Browser Market Share Worldwide

 

[PR] フロントエンドで副業する学習方法を動画で公開中

Chromeの開発者ツールでできること

Chrome には「デベロッパーツール」と呼ばれる開発者ツールが添付されています。デベロッパーツールは Chrome の「その他のツール」メニューから起動できます。

デベロッパーツールは複数のタブで構成されています。初心者は以下の4つのタブを利用することが多いでしょう。

  • Elements :Webページの要素に対応するHTMLやCSSの確認。動的なHTMLやCSSの変更と結果の確認
  • Console :各種ログの閲覧、JavaScript コードの実行
  • Sources :現在のWebページに関連して読み込まれているファイルと内容の確認
  • Network :Webページと関連ファイルが読み込まれる速度の確認

 

JavaScriptのデバッグを行う方法

デベロッパーツールの主な使い方の1つがデバッグです。ここでは JavaScript のデバッグを行う代表的な方法を2つご紹介します。

 

console.log() 関数を使用する方法

console.log() 関数は Console にログを出力する関数です。この関数を使用することで、変数の値やプログラムが実行されていることなどを確認することができます。例で確認してみましょう。

index.html

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">

<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>sample</title>
</head>

<body>
  test

<script language="javascript" type="text/javascript">
  window.onload = () => {
    console.log('ページが読み込まれました');
  }
</script>
</body>

</html>

実行結果は以下のとおりです。デベロッパーツールの Console に結果が出力され、プログラムが実行されたことが確認できました。

 

ブレークポイントを使用する方法

ブレークポイントとは、プログラムの実行を一時停止する方法です。一時停止する場所のことをブレークポイントと呼びます。まずはデベロッパーツールの Sources タブを開き、行番号の上をクリックしましょう。以下のように色が変わります。

次にブラウザのリロードボタンを押してWebページを再度読み込んでみましょう。上記で設定したブレークポイントでプログラムの実行が一時停止することが分かります。

この状態で変数の値を確認したり、 Console で JavaScript のプログラムを実行したりすることが可能です。プログラムを再開するには画面上部中央の Resume ボタンを押します。

 

まとめ

今回の記事では Chrome の開発者ツールを使って JavaScript のデバッグを学習しました。

 

監修してくれたメンター

太田和樹(おおたかずき)

ITベンチャー企業のPM兼エンジニア

普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。

開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。

地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

TechAcademyでは、初心者でもJavaScript・jQueryを使ったWebサービス公開を習得できるオンラインブートキャンプを開催しています。

また、現役エンジニアから学べる無料体験も実施しているので、ぜひ参加してみてください。