JavaScriptのwindow.locationの使い方について現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptのwindow.locationの使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• window.locationとは
• window.locationの使い方
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

window.locationとは

window.location とは現在表示しているWebページの位置情報を表すプロパティです。window.location について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

MDN – window.location

 

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window.locationの使い方

window.location を表示するには以下のように指定します。

window.location

逆に値を代入することも可能です。

window.location = 新しい位置

 

 

実際に書いてみよう

それでは実際に書いてみましょう。実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行います。はじめに、techAcademy のページを開き、デベロッパーツールのコンソールで以下のように入力します。

console.log(window.location);

実行結果は以下のとおりです。

Location {
  href: "https://techacademy.jp",
  ancestorOrigins: DOMStringList,
  origin: "https://techacademy.jp",
  protocol: "https:",
  host: "techacademy.jp", …
}

それぞれの内容は以下のとおりです。

href

Webページの位置(URL)を指します。URLはインターネット上におけるWebページを一意に特定する住所のようなものです

origin

URLのプロトコル(後述)とサーバー名を表します。今回の場合のサーバー名は「techacademy.jp」となります。インターネット上のサーバーは実際は「IPアドレス」という番号で管理されており、DNSという仕組みによってサーバー名と紐付けられています。

protocol

プロトコル(通信手段)を表します。データを送受信する方法を予め「プロトコル」として定義しておくことで、プロトコル名を指定するだけで、スムーズに通信を開始することができます。今回の場合は「https」というプロトコルが使用されています。これは安全性を保ちながらサーバーとやりとりできるプロトコルです。

host

サーバー名を表します。

 

次に、window.location に値を代入してみましょう。

window.location = "https://www.google.co.jp";

実行するとWebページが Google の検索ページに遷移します。

 

まとめ

今回の記事では JavaScript の window.location の使い方について学習しました。

 

監修してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

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