Pythonで累乗を計算する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonで累乗を計算する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。

 

Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。

 

この記事ではPythonにおける「累乗」の計算方法について解説します。

目次

• 累乗とは
• 累乗を計算する方法
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

累乗とは

まずは、「累乗」についてかんたんに説明します。

数学的に言うと、「累乗」というのは「べき乗」の一般化です。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、「べき乗」というのは、3^2や10^4などといった、a^nという形をしているもののことで、n個のaを掛け算するものです。「aのn乗(じょう)」などといいます。

これを一般化した「累乗」は、同じく、a^xという形をしていますが、xには整数だけではなく、小数や無理数などといった数字も含まれます。

a^1.5などは、「aの1.5乗」で、「1.5個のaをかける」という意味がわからないかもれませんが、数学的には定義ができるので、そういう計算があるのだと思ってください。

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累乗を計算する方法

Pythonで累乗を計算するには非常にかんたんで、演算子「**」を使うことで1行で実現できます。

この演算子は、例えば、a^n「aのn乗」を求めたいときは、

a**n

とするだけで計算できます。

また、pow関数を使うことで計算できます。

この場合は、

pow(a, n)

と記述すれば計算ができます。

基本的にはどちらの方法でも計算結果は変わらないので好きな方を使うと良いでしょう。

実際に計算してみよう

それでは、実際に累乗の計算を行なうプログラムを書いてみることで、累乗の計算方法を確認してみましょう。

サンプルプログラムでは、2の1乗~2の10乗をfor文を使って出力しています。

「**」演算子を使う場合

for i in range(1,11):
    print('2の', i,'乗=', pow(2,i))

pow関数を使う場合

for i in range(1,11):
    print('2の', i,'乗=', 2**i)

いずれのコードを実行しても、

2の 1 乗= 2
2の 2 乗= 4
2の 3 乗= 8
2の 4 乗= 16
2の 5 乗= 32
2の 6 乗= 64
2の 7 乗= 128
2の 8 乗= 256
2の 9 乗= 512
2の 10 乗= 1024

と表示されます。

数字を変えてみたりして、累乗の方法を確認してみてください。

まとめ

この記事では、Pythonを使って、累乗を計算する方法について解説しました。

非常にシンプルで、かんたんに使うことができるので、ぜひ覚えておいてください。

監修してくれたメンター

メンターOS AIプログラミングを使って開発を行う。 プログラミング歴は約3年でPythonは割と得意。好きな物理理論は一般相対性理論で動物も好き。

 

 

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