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JavaのforEach文を利用してListの各要素を処理する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにJavaのforEach文を利用してListの各要素を処理する方法について解説しています。forEach文を使うと、List内の各要素への処理を完結に記述することができます。書き方と実行結果を確認しましょう。

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監修してくれたメンター

長屋雅美

SE歴11年。銀行、証券会社、出版社等のシステム、Webアプリを構築。講師歴は5年、メイン言語はJavaです。

JavaのforEachを利用してListの各要素を処理する方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

目次

そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

田島悠介

今回は、Javaに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

forEach文を利用してListの各要素を処理する方法について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

forEachとは

forEachは複数要素をもつオブジェクトの、各要素に対し処理を行うメソッドです。

ループ処理を行うforと同じように機能しますが、forは「構文」であり、forEachは「メソッド」で、種類の違うものです。

forEachメソッドが用意されているクラスを使う場合は、for文で処理を記述する代わりにforEachメソッドを使って処理を記述できます。

 

forEachの使い方

forEach( 処理内容 );

上記の形で、処理内容を引数に指定します。

処理内容はConsumerインターフェイスを実装したオブジェクトを指定しますが、この部分をラムダ式を使って記述することで簡素に書くことができます。

    以下で具体例を見ていきましょう。

     

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    Listの各要素を処理する方法

    ListにはforEachメソッドが用意されています。

    以下のように記述します。

    List型オブジェクト.forEach( 引数 -> 処理 );
    • 引数は1つのみ
    • forEachメソッドを保持するオブジェクトの各要素(この場合は、List型オブジェクトの各要素)が引数になる
    • 処理は戻り値がない

    上記の点がポイントです。

     

    実際に書いてみよう

    List型オブジェクトの各要素を画面に表示するものです。

    forEachメソッドに渡す処理を、ラムダ式の場合と無名クラスの場合の両方で実装してみます。

    import java.util.ArrayList;
    import java.util.Arrays;
    import java.util.List;
    import java.util.function.Consumer;
    
    public class Sample {
    
        public static void main(String[] args) {
    
            //List型の初期化(Arrays.asListメソッドを使っています)
            List list = new ArrayList(Arrays.asList("あ", "い", "う", "え", "お"));
    
            //各要素をprintlnメソッドで表示
            System.out.println("ラムダ式");
            list.forEach(item -> System.out.println(item));
    
            System.out.println("無名クラス");
            list.forEach(new Consumer() {
                @Override
                public void accept(String item) {
                    System.out.println(item);
                }
            });
    
        }
    
    }
    
    

    実行結果は以下になります。

    ラムダ式
    あ
    い
    う
    え
    お
    無名クラス
    あ
    い
    う
    え
    お
    

     

    ラムダ式では、以下のitemにリストの要素が順番に入ります。

    item -> System.out.println(item)

     

    無名クラスでは、Consumerインターフェイスのacceptメソッドを実装しています。

    public interface Consumer<T>
    void accept(T t)

    acceptメソッドの引数が1つであり、戻り値がvoid(戻り値なし)であることに注目してください。
    この条件が、ラムダ式で記述する場合にも適用されます。

    無名クラスは記述が6行に及んでいますが、同じ内容でラムダ式の場合は1行で済んでいます。
    このように簡素に書くことができるため、forEachメソッドの引数はラムダ式で記述することが多いです。

     

    まとめ

    この記事では、JavaにおけるListについて、forEachを使って各要素に対して処理を行う方法を解説しました。

    forEachメソッドは、List以外にMapなどでも提供されています。

    各要素に対する処理をする際、forEachメソッドを利用してみましょう。

     

    大石ゆかり

    内容が分かりやすくて良かったです!

    田島悠介

    ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

    大石ゆかり

    分かりました。ありがとうございます!

     

    Javaを学習中の方へ

    これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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