Javaのfloat型について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaのfloat型について解説しています。float型は浮動小数点数を扱うデータ型になります。float型の値の範囲、同じく浮動小数点数を扱うdouble型との違い、使い方の例を学習しましょう。
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Javaのfloat型について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Java講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
float型について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
float型とは
float型とはJavaで32ビットで浮動小数の値を表す基本データ型です。float型は負の値だと -3.4028235E+38 ~ -1.401298E-45の範囲の値を、正の値だと1.401298E-45 ~ 3.4028235E+38の範囲の値を表すことができます。
値の後ろに下記のように「F」もしくは「f」を値の後ろにつけることでfloat型の値を表すことができます。
1.23f -4.56F
浮動小数とは
浮動小数とは計算で誤差が出ることが前提とされている代わりにより大きな範囲の値を表すことができるデータをいいます。
計算結果に誤差を生じる可能性があるのに対し、より広い値を表すことができるため限られたリソースの中で計算を行うコンピューターにおいては非常に重要な考え方になります。
浮動小数に対して固定小数も存在します。どうしても正確な小数点での計算結果を求める場合は固定小数でデータを扱う必要があります。
float型とdouble型の比較
float型が32ビットであったのに対してdouble型は64ビットの浮動小数の値を表すデータ型となります。
表せる値の範囲も負の値だと -1.79769313486231570E+308 ~ -4.94065645841246544E-324の範囲の値を、正の値だと4.94065645841246544E-324 ~ 1.79769313486231570E+308の範囲の値を表すことができ、float型よりも広い範囲の値を扱うことができます。
実際にfloat型を利用してみよう
では実際にfloat型を利用したプログラムを作成してみましょう
プログラムソースコード
public class SampleClass { public static void main(String[] args) { float f = 1.25f; int num = 10; float addNum = num + f; System.out.println(num + " + " + f + " = " + addNum); } }
実行結果
10 + 1.25 = 11.25
まとめ
この記事ではJavaのfloat型について解説しました。現在はパソコンの発展もあり浮動小数を使う際はdouble型を使うことが多いですがfloat型についても理解しておきましょう。
監修してくれたメンター
メンターSさん
システムエンジニアとしてこれまで行政システムや医療用システムの保守、開発に携わりました。 JavaやPython、PHP、Kotlinなど様々な言語での開発経験があります。 TechAcademyではJavaコース、Pythonコース、AIコースなど7コースを担当しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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