JavaのOptionalクラスのifPresent関数について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaのOptionalクラスのifPresent関数について解説しています。ifPresent関数ではOptionalの値がnullでない場合、引数で指定した処理を実行します。基本の書き方と利用例をみていきましょう。
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JavaのOptionalクラスのifPresent関数について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
OptionalクラスのifPresent関数について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
Optionalクラスとは
Optionalクラスとは、Java8から新しく使うことができるようになったクラスでjava.utilパッケージのなかに存在するクラスです。
Optionalクラスとは値がnullかどうか判断したときに使用しましょう。
従来値がnullの可能性がある場合は、nullかどうかの確認をしてから後続処理をしていました。
しかし、Optionalクラスの登場でnullの可能性があることを明示することで、後続処理を安全に実施できました。
ifPresent関数とは
ifPresent関数とは、Optionalの値がnullでない場合は引数で指定した処理を実行するメソッドです。
値がnullだった場合は、引数の処理は実施されません。
またifPresent関数では値がnullだった場合の処理は書くことはできません。
引数の処理ではブロック外の変数の書き換えはできないという制約もあるでしょう。
ifPresent関数の使い方
ifPresent関数は以下のように記述しましょう。
Optional<型> 変数 = Optional.ofNullable(値); 変数.ifPresent(処理);
ofNullableメソッドは値がnullの場合はemptyを、それ以外の場合は引数の値に対するOptionalのオブジェクトを作成します。
Optionalの値からifPresentメソッドを呼び出し、中に実施したい処理を記述することで従来のような値がnullかどうかの処理を記述しなくともnullかどうかの確認が可能です。
実際に書いてみよう
実際にOptionalクラスのifPresent関数を使ったプログラムを作成してみましょう。
プログラムソースコード
import java.util.Optional; public class SampleClass { public static void main(String[] args) { Optional<String> optionalStr01 = Optional.ofNullable("こんにちは"); optionalStr01.ifPresent(f -> System.out.println("この値は" + f)); Optional<String> optionalStr02 = Optional.ofNullable(null); optionalStr02.ifPresent(f -> System.out.println("この値は" + f)); } }
実行結果
この値はこんにちは
前半の処理はnullでないため、ifPresentメソッドの引数の処理を実施しました。
後半の処理はnullだったためifPresentメソッドの処理は実施されていません。
まとめ
この処理ではJavaのOptionalクラスのifPresent関数について解説しました。
Optionalクラスが使うことができるようになったことにより、nullに関してより安全に扱うことができるようになりました。
使い方を理解して使えるようにしましょう。
執筆してくれたメンター
メンターSさん
システムエンジニアとしてこれまで行政システムや医療用システムの保守、開発に携わりました。 JavaやPython、PHP、Kotlinなど様々な言語での開発経験があります。 TechAcademyではJavaコース、Pythonコース、AIコースなど7コースを担当しています。 |
JavaのOptionalクラスのifPresent関数がよく分かったので良かったです!
ゆかりちゃん、これからも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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