JavaScriptでバイナリファイルを読み込む方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptでバイナリファイルを読み込む方法について現役エンジニアが解説しています。バイナリファイルとは、0と1でデータを管理しているコンピュータからみたファイルのことです。読み込む方法にはFile APIを使う方法があります。fileReaderの書き方や使い方を解説します。
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JavaScriptでバイナリファイルを読み込む方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使って初心者向けに解説します。
JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。
今回は、JavaScriptに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
JavaScriptでバイナリファイルを読み込む方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
バイナリファイルとは
コンピュータの中では、全て0と1でデータが管理されており、この0と1で表すデータがバイナリデータです。バイナリファイルは平たく言うと、コンピュータから見たファイルということになります。
JavaScriptでバイナリファイルを読み込む方法
JavaScriptではFile APIが用意されています。File APIとは、ファイルを操作する機能の集まりのことです。このFile APIからFileReaderオブジェクトを使うことでバイナリファイルを読み込むことができます。
実際に書いてみよう
まずはバイナリファイルを用意します。バイナリファイルをJavaScriptで作成することもできます。
今回はより使われることの多い処理としてHTMLのファイル選択を使って、バイナリファイルを用意してJavaScriptで読み込みます。
HTMLソース
<input type="file" id="file">
inputタグのtype属性をfileにすることで下記のようなファイル選択部品が表示されます。
適当なテキストファイルをHTMLで選択すると、テキストの内容をコンソールに表示する処理をJavaScriptで記述します。
let fileInput = document.getElementById('file'); let fileReader = new FileReader(); fileInput.onchange = () => { fileReader.readAsText(fileInput.files[0]); }; fileReader.onload = () => console.log(fileReader.result);
document.getElementByIdにて、HTMLのinputタグを取得しています。
取得したinputタグのonchangeにて、ファイルが選択された場合の処理を紐付けています。紐付ける処理は、FileReaderオブジェクトのreadAsTextです。
readAsTextでテキストとしてファイルを読み込みます。
FileReaderオブジェクトのonloadにて、ファイルが読み込み終わった後の処理を紐付けています。紐付ける処理の中でコンソールにファイルの内容であるfileReader.resultを出力しています。
まとめ
File APIのFileReaderを使うことで、特に関数を作らなくてもバイナリファイルの読み込みができました。
筆者プロフィール
横山茂雄(よこやましげお)
フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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