JavaScriptのsetTimeout関数を利用して非同期処理を行う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのsetTimeout関数を利用して非同期処理を行う方法について解説しています。setTimeout関数を使うと指定した時間が経過した後に処理を行うように設定することができます。非同期処理の基本と書き方を学習しましょう。
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JavaScriptのsetTimeout関数を利用して非同期処理を行う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。
今回は、JavaScriptに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
setTimeout関数を利用して非同期処理を行う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
非同期処理とは
非同期処理を理解するため、まずは同期処理を説明します。
JavaScriptの処理はソースコードの上の行から下の行へ順番におこなわれます。1行目が終わってから2行目、2行目が終わってから3行目という具合です。処理が終わってから次の処理がおこなわれることを「同期処理」と呼びます。同期処理を例えると、運動会のリレーでバトンをもらわないと次の人は走れないのと同じです。
それに対して非同期処理は、上の行の処理が終わっていなくても次の行の処理がおこなわれるような処理のことを呼びます。1行目の処理が終わっていなくても2行目の処理が実行されるイメージです。先程のリレーの例で言うと、バトンをもらう前に次の人が走り出すということになります。
このような非同期処理を使うメリットの1つは、画面の表示をする処理の前に、時間のかかる処理があるような場合でも、処理がとまらず画面の表示がおこなわれユーザーを待たせない、または体感時間を下げることができることです。
setTimeout関数とは
指定した時間が経過した後に処理をおこなう関数です。第1引数に関数の名前、第2引数に待ち時間をミリ秒で指定します。
setTimeout関数を利用して非同期処理を行う方法
setTimeout関数は、JavaScriptのどこからでもアクセスできるグローバルな領域にある関数です。そのため、setTimeoutと記述するだけで使えます。
setTimeou関数を使うと、第2引数で指定した時間だけ、第1引数の関数が実行を遅らせます。そしてsetTimeoutは同期しないので、それ以降の処理が進み非同期処理となります。
実際に書いてみよう
まずは同期した3行の処理とその出力結果を見てみます。
JavaScriptソース
console.log('1行目の処理です。'); console.log('2行目の処理です。'); console.log('3行目の処理です。');
結果
1行目の処理です。 2行目の処理です。 3行目の処理です。
上の行から順に実行されたことが確認できました。
次にこの処理の間にsetTimeoutを挟んで結果をみてみます。
JavaScriptソース
console.log('1行目の処理です。'); setTimeout( () => console.log('2行目の処理です。'), 1000); console.log('3行目の処理です。'); console.log('4行目の処理です。');
結果
1行目の処理です。 3行目の処理です。 4行目の処理です。 2行目の処理です。
2行目にsetTimeoutによって1000ミリ秒(1秒)後に、2行目の関数が実行されています。その待ち時間に3行目と4行目が先に実行されて非同期処理になったことが確認できました。
まとめ
setTimeout関数を利用した非同期処理を紹介しました。処理が終わるのを待たずに、次の処理ができる非同期処理は、ユーザーの待ち時間を減らすのにも有効です。
監修してくれたメンター
横山茂雄(よこやましげお)
フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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