Rubyにおけるfor文での配列操作について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyにおけるfor文での配列操作について解説しています。最初にfor文による繰り返し文の基本を説明します。次に配列の要素をfor文で操作する場合の書き方をサンプルコードで見ていきましょう。
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Rubyにおけるfor文での配列操作について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
for文による繰り返し処理はプログラミングの基本といえるテクニックです。これからRubyを学習する人はぜひ覚えておくと良いでしょう。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
for文での配列操作について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
for文とは
Rubyにおけるfor文とは、繰り返し処理の制御文です。まずはその記述方法を解説します。こちらは、for とendで挟んだ間の処理を10回繰り返すプログラムです。
inの後ろに、「ループ処理の開始値..ループ処理の修了値」を記述するルールです。
for i in 1..10 puts "i=#{i}" end
結果はこのようになります。
i=1 i=2 i=3 i=4 i=5 i=6 i=7 i=8 i=9 i=10
1から10までの合計10回のループ処理が行えました。開始位置、終了位置はこの限りではなく、任意の値を設定することができます。
for文を利用した配列操作の方法
for文を利用した配列操作の方法について解説します。Rubyに限らず、繰り返し処理の制御文を使った配列の操作は他のプログラミング言語でもよく行われます。
配列とは、
a = ["スズキ", "マツダ", "ホンダ", "トヨタ", "クボタ", "ヒノ"]
のように作成し、参照する場合は
puts "a[2]"
とすることで、
ホンダ
という結果を得ることができます。このときの2番目などといった要素の位置を、ループ処理によって操作することができます。
for文を利用して配列要素を操作してみよう
それでは、実際にfor文を利用して配列要素を操作してみましょう。まず、配列を使用する際は、配列の作成を行います。
a = ["スズキ", "マツダ", "ホンダ", "トヨタ", "クボタ", "ヒノ"] for i in 0..5 puts "a[#{i}]=#{a[i]}" end
実行結果はこちらのようになります。
a[0]=スズキ a[1]=マツダ a[2]=ホンダ a[3]=トヨタ a[4]=クボタ a[5]=ヒノ
また、配列はこのように中身を空にして作成することで、自由に要素を使用することができます。
a = [] for i in 1..10 a[i] = 10 * i puts "a[#{i}]=#{a[i]}" end
実行結果はこちらのようになります。
a[1]=10 a[2]=20 a[3]=30 a[4]=40 a[5]=50 a[6]=60 a[7]=70 a[8]=80 a[9]=90 a[10]=100
まとめ
いかがでしたでしょうか。Rubyにおけるfor文での配列操作について理解できましたでしょうか。
for文での配列操作が正しく実行できれば、膨大な単調作業を自動化するシステムを開発することができます。正しく理解して活用しましょう。
監修してくれたメンター
メンター山崎
電機メーカー社員の組み込みハード、ソフトウェア系エンジニア。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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