Rubyでbetween?を使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでbetween?を使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
 

 

between?とは

メソッド名の最後にクエスチョンマーク(?)のあるメソッドは、真偽判定を返すメソッドになります。

between?メソッドはオブジェクトが指定範囲内であるかどうかを判定し真偽値を返すメソッドです。
比較は UFO演算子 <==> をもとに行われます。

似たようなメソッドのclampメソッドもあります。clampメソッドはbetween?メソッドと同樣に指定範囲内であるかどうかを判定し、範囲外であった場合は範囲内に収めた値を返します。

いい機会ですので、clampメソッドもいっしょにみてみましょう。
 

UFO演算子 <=> とは

• 2つのオブジェクトを比較し、左辺が大きければ正の値を返します。
• 2つのオブジェクトを比較し、右辺が大きければ負の値を返します。
• 2つのオブジェクトを比較し、等価であればゼロを返します。

一回の比較で「大きい」「小さい」「同じ」を判定することができます。
 

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betweenを使うメリットと使用されるシーン

数値や文字列は指定の範囲内であるかどうかを判定したいときに便利です。
 

betweenを使う方法

数値や文字列オブジェクトに対して以下の形式で使用します。

数値オブジェクト.between?(範囲の下端, 範囲の上端）
文字列オブジェクト.between?(範囲の下端, 範囲の上端)

 

実際に書いてみよう

# 範囲内にあるかどうかを判定し、真偽値を返してくれます。
puts 5.between?(1, 10) #=> true
puts 10.between?(1, 10) #=> true
puts 11.between?(1, 10) #=> false
puts -1.between?(1, 10) #=> false
# 文字列の比較も可能です。
# 比較は UFO演算子によって行われます。
puts "bbb".between?("aaa", "ccc") #=> true
puts "ccd".between?("aaa", "ccc") #=> false
# clamp メソッドは範囲内に収めた値を返します。
puts 5.clamp(1, 10) #=> 5
puts 999.clamp(1, 10) #=> 10
puts -3.clamp(1, 10) #=> 1
puts "a".clamp("aaa", "ccc") #=> "aaa"
puts "ccd".clamp("aaa", "ccc") #=> "ccc"
__END__

 

実行結果

#=>
true
true
false
false
true
false
5
10
1
aaa
ccc

 

まとめ

まとめてみしょう。

• between? メソッドは指定の範囲内であるかどうかを判定し真偽値を返してくれます。
• clampメソッドは指定の範囲外であった場合に範囲内に収めた値を返してくれます。

between? メソッドを使うことで簡単に範囲内かどうかを調べることができましたね。
どんどん活用していきましょう。
 

筆者プロフィール

メンター古川さん Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。

 

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