Rubyでputsメソッドとprintfメソッドを使い分ける方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでputsメソッドとprintfメソッドを使い分ける方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

 

putsメソッドとprintfメソッドの違い

putsメソッドとprintfメソッドは、標準出力に対して出力（表示）するメソッドになります。

 

putsメソッドは与えられた引数を文字列に変換して表示するものです。

また、引数と改行を交互に出力するため、必ず改行されます。

 

対してprintfメソッドは出力フォーマットを指定して表示するものです。

自動で改行されることはなく、改行する場合は意図をもって改行コードを記述しましょう。

 

putsメソッドとprintfメソッドのメリット

putsメソッドは、表示ごとに どんどん改行したいときやとりあえず表示させたいときに使用しやすいメソッドです。

しかし、printfメソッドは右詰めや左詰めや桁のゼロ埋めや数値の符号を表示させたいなど、フォーマットを整えて表示させたいときに便利だといえるでしょう。

 

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putsメソッドとprintfメソッドを使い分ける方法

putsメソッドは下記の形式で使用し、引数は複数渡すこともできます。

puts 引数

printfメソッドは下記の形式で使用し、引数は複数渡すことも可能です。

printf "フォーマット", 引数

フォーマットの指定についてはいろいろあるものの、主に次のものを覚えておきましょう。

• rn ：表示を改行させます。
• %幅d : 整数値を指定の桁数で右詰めにします。
• %-幅d ：整数値を指定の桁数で左詰めにします。
• %+幅d ：整数値を符号付きで表示します。
• %0幅d : 整数値の余った空白をゼロで埋めます。
• %幅.小数点以下桁数f ：小数点以下の桁数を指定しています。
• %幅s ：文字列を右詰めで表示します。
• %-幅s ：文字列を左詰めで表示します。

 

実際に書いてみよう

# puts は 引数と改行を交互に出力します。
puts "hoge", "huga"
# puts は引数がない場合は改行だけ行われます。
puts
# printf は出力フォーマットを指定します。
# 改行させたい場合は意図的に改行コードを含める必要があります。
printf "what is %s and %s ? rn", "hoge", "huga"
__END__

 

実行結果

#=>
hoge
huga
what is hoge and huga ?

 

まとめ

今回の記事では、下記の要素に触れてきました。

• puts メソッドは引数を文字列に変換して出力する。
• puts メソッドは引数を出力後、強制的に改行する。
• printf メソッドは出力フォーマットを指定する。
• printf メソッドは自動では改行してくれない。

putsメソッドとprintfメソッドを使い分けていきましょう。

 

執筆してくれたメンター

メンター古川さん Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。

 

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