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CSSでfont-styleを使って文字のスタイルを指定する方法【初心者向け】

CSS初心者向けに、【font-styleプロパティ】を使って文字のスタイルを指定する方法を解説する記事。文字列を斜体の形式にしたり通常体に戻すことが可能。イタリック体や親要素の値を継承する方法も紹介。

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監修してくれたメンター

Mak Tak

イラストレーター兼Webエンジニア。
4年間Web制作会社にてフロントエンドを担当したのち、現在はフリーランスとして活動。居場所に縛られない働きかたを謳歌しています。

Webサイトの制作中に「ここのフォント、斜体にしたい」といったことがあります。そのようなとき、CSSのfont-styleプロパティを使用すると、使用するフォントの斜体を指定できます。

この記事では、font-styleを使って文字のスタイルを指定する方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

目次

そもそもCSSの記述方法がわからない場合は、 CSSの書き方について解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

font-styleとは

CSSのfont-styleプロパティを使用することで、文字列を斜体の形式にしたり通常体に戻したりできます。

文字の表示を変えて目立たせたい場合などにご利用ください。

font-styleの種類として、normal、italic、oblique、などがあります。

それでは、それぞれのちがいと、CSSのfont-styleプロパティ使い方を見ていきましょう。

 

事前準備

事前準備として、HTMLファイルとCSSファイルをそれぞれ用意します。
なお、CSSのファイル名は「sample.css」です。

HTML:

<!DOCTYPE html>
<html>
 <head>
   <meta charset="utf-8">
   <link rel="stylesheet" href="sample.css" type="text/css">
 </head>
 <body>
   <p class="sample1">あいうABCabc123</p>
 </body>
</html>

 

CSS:

@charset "UTF-8";

CSSファイルには、この行の下にfont-styleプロパティを記述していきます。

それでは、ご自分のPCでも実践しながら進めていきましょう。

 

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font-styleを使ってみる

通常体(normal)で表示する

まずは基本となる通常体です。normalを使ってこのように記述します。

p.sample1 {font-style:normal; }

font-styleの値をnormalにすると通常体で表示されます。
デフォルトではこの値に設定されていますので、指定しなくても表示は同じです。

150606_fs_1r

斜体(italic、oblique)で表示する

テキストを斜体で表示するには、italicあるいはobliqueを使用します。
先ほどのnormalの部分を書き変えてみましょう。

italic

p.sample1 {font-style:italic; }

oblique

p.sample1 {font-style:oblique; }

 

ブラウザで表示すると、どちらも文字列が斜体になって表示されます。

150606_fs_2r

ふたつとも同じように斜めに傾けて表示されますが、「italic」は筆記調体です。
「oblique」は、言葉のとおり単純に斜めになって表示されます。

日本語フォントの場合、違いはほとんどないため、一般的には「italic」が使用されます。

obliqueは角度を指定できる

また、obliqueは角度を指定することが可能です。

p.sample1 {font-style:oblique 40deg; }

ブラウザーのデベロッパーツールを使うなどして、実際にどのような変化が起こるのか確認してみましょう。

親要素の値を継承する

応用として親要素の値を継承する方法を紹介します。
事前準備として、HTMLファイルを編集して文字列を2つにしてください。

<p class="sample1">あいうABCabc123</p>
<p class="sample2">あいうABCabc123</p>

 

CSSは、<body>要素でitalicに設定しています。
ここで1行目にあたるp.sample1にはinherit、そして2行目の文字列p.sample2にはnormalの値を入力しましょう。

body {font-style:italic; }
p.sample1 {font-style:inherit; }
p.sample2 {font-style:normal; }

 

ブラウザで表示させると、画面親要素のitalicをinheritで継承した1行目はイタリック体、normal値を入力した2行目は通常体で表示されました。

150606_fs_3r

 

今度は、先ほど同様に<body>要素にitalicを指定し、さっきと反対に1行目をnormal、2行目をinheritにしてみます。

body {font-style:italic; }
p.sample1 {font-style:normal; }
p.sample2 {font-style:inherit; }

 

再度ブラウザで確認してみましょう。
1行目の文字列は通常体、2行目の文字列は親要素のイタリック体を継承しました。
この時、normalはデフォルトで設定されている値なので通常使用しませんが、このように親要素に設定した値と違う形式にしたい時などに利用することがあります。

150606_fs_4r

 

イタリック体が使えるfont-family

最後に、イタリック体が適用できるフォントについてご説明します。

イタリック体を持っている代表的なフォントのひとつに”Playfair Display”があります。一方で、”MSゴシック”などのフォントは、イタリック体を持っていません。

それぞれのフォントでイタリック体を適用させた場合の、表示のちがいは以下になります。

Chromeでの見え方:

font-familyについては、CSSでfont-familyを使ってフォントを指定する方法の記事を参考にしてください。

 

今回の記事は以上です。

 

CSSを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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