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UNIXコマンドのhistoryでコマンド履歴を表示する方法【初心者向け】

UNIXコマンドの【history】で履歴を表示する方法を初心者向けに解説した記事。コマンド以外にキーボードで表示する方法も紹介。履歴の数を制限して表示、コマンドを修正して再度実行する方法など実践的に使うことができます。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

プログラミングをする際に最低限知っておきたいこととして、UNIXコマンドがあります。

今回は基本的な、historyコマンドの使い方を初心者向けに紹介します。

 

大石ゆかり

田島メンター!!昨日使ったコマンドが思い出せないんですけど、前に使ったコマンドって見ることができないんですか〜?

田島悠介

それならhistoryっていうコマンドがあって、使ったコマンドの履歴を見ることができるよ。

大石ゆかり

どうやって使うんですか〜?

 

historyコマンドの使い方

historyコマンドは、過去に実行したコマンドの履歴を表示することができます。

利用方法は、「history」と入力するのみです。historyコマンドを実行すると、このように一覧で表示されます。この際、一番下に表示されるコマンドが最新で、左側の数字が若くなるにつれ、過去に入力したコマンドになります。

his1-620x256

また、コマンドの入力時にキーボードの上矢印キーを押すことによって、過去に入力したコマンドを順に表示することも可能です(これは、historyコマンドを実行せずとも可能です)。さらに、そのままコマンドを選択し、同じコマンドを実行することもできます。そのため、過去に打ったコマンドを忘れてしまっても、1から入力する必要はありません。

 

なお、history 10のように数字を入れて実行するとすると、最後の10件分の履歴だけが表示されます。全ての履歴が表示されると長くなってしまう場合もあるのでこの使い方も便利です。履歴が増えた場合は、オプションcをつけて 「history -c」として実行すると、過去の履歴が全て削除されるので合わせて使いましょう。

unix-commands-history-620x267

 

historyコマンドを活用する

基本的な使い方の他に、便利な活用方法を紹介します。

ターミナルの履歴は、入力を間違った場合も全て記録されています。この例は6番の履歴で、slというコマンドを実行しています。

his2-620x269

ですが、実際にはslというコマンドは存在しません。その次にlsと入力していることから、lsをslと間違えてしまったということがわかるはずです。このように自分のミスを確認して、同じミスを繰り返さないためにも役立ちます。

 

他の間違えてしまった例です。3番目でcdを入力し忘れてしまったようです。

his3-620x218

この場合はキーボードの上矢印から「User/Documents/hoge」を呼び出し、後は横矢印キーでカーソルを先頭へ移動させ、 cdを追記するだけで正しいコマンドを入力することができます。覚えておくと便利でしょう。

 

今回の記事は以上です。

他のUNIXコマンドを確認したい場合はUNIXコマンドの一覧をご覧ください。

 

大石ゆかり

間違えたコマンドも見ることができて便利ですね♪

田島悠介

そうだね。前に同実行したかを時系列で見ることができるから、作業後に確認できるとても便利なコマンドだよ!

大石ゆかり

はい、そうですね!

 

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