新たな経済圏!仮想通貨が作り出すトークンエコノミーとは
仮想通貨・暗号通貨が作る新たな経済圏「トークンエコノミー」とは何か詳しく解説しています。仮想通貨やブロックチェーン技術に興味がある人は必見です。海外や国内のトークンを活用したプロジェクトも多数紹介しているので、ぜひ知っておきましょう。
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今回は、トークンエコノミーについて解説します。
仮想通貨やICOなど今まで体験したことのないイノベーションが多く起きています。お金の流れがどんどん変わってきていますが、どういったプロジェクト、トークンが生まれているのかぜひ知っておきましょう。
今回はトークンエコノミーについて解説しよう。
田島メンター!トークンエコノミーとはどういったものなんですか〜?
トークンという代替通貨による経済圏のことを言うんだ。詳しく見ていこうか。
はい!
トークンエコノミーとは
トークンエコノミーとは、ビットコインやイーサリアム(Ethereum)で使用されているブロックチェーンを利用した新しい経済圏です。トークンエコノミーでは、世の中に存在する事物やサービスの権利や価値をトークンに置き換え、売買することで経済圏を成立させています。
トークンとは、代替通貨という意味で、法的根拠が無い現在では、非常に価値のあるトレーディングカードのような位置づけになります。
また、2018年初頭現在のトークン発行の90%以上はイーサリアム(Ethereum)が定義しているERC20を使用しています。
トークンエコノミーに関する基本的な説明だね。
私たちが普段使っているお金とは違うものによる経済ということでしょうか。
次に、国内外で利用されているトークンエコノミーの例を見てみよう。
海外トークンエコノミーの例
Golem Network
Golem Networkでは、各ノードのコンピューター性能をトークンとしています。
コンピューターの計算リソースをトークンとしているものには、MadesafeやEnigmaがあります。
Lisk
Liskでは、DApps(分散型アプリケーション)と呼ばれる非中央集権型のブロックチェーンプラットフォームを立ち上げることができます。
DAppsはプライベートチェーンです。
トークンエコノミーとしてのLiskは、プラットフォームのネットワーク利用をトークンとしています。
Digix DAO (DGD)
Digix DAO (DGD)は現物の金をトークンとしています。
Proof of Assetという独自の技術で取引を監視することで、カウンターパーティリスクを減らしています。
カウンターパーティリスクとは、取引相手が倒産などの理由で、支払いに対して金を担保するトークンの支払いを行わないリスクです。
また、サービスやデジタルデータをトークンとするトークンエコノミーと異なり、現物の金をトークンとしていることで、価値が無くなるリスクも最小限に抑えることが出来ます。
Komodo
Komodoプラットフォームというブロックチェーンの様々な技術をトークンにしています。
Komodoプラットフォーム自体が広まることで、トークンの価値も上がります。
現在公式ページで開発中の製品やサービスは次のとおりです。
- BarterDEX:分散型取引所技術
- Jumblr:分散型匿名化技術
- Delayed Proof of Work:遅延生Pow技術
- その他、分散型法定通貨や、ブロックチェーン製品を簡単に作成できる製品
国内トークンエコノミーの例
Memorychain(メモリーチェーン)
メモリーチェーンは、デジタルデータのカードをトークンとしています。
どのようなカードがあるかは、こちらのサイトを参考にしてみてください。
また、Memorychain(メモリーチェーン)需要の増加により、Memorychain(メモリーチェーン)をハードフォークしたオアシスマイニング(OasisMining)も始まりました。
ここでは、Memorychain(メモリーチェーン)やオアシスマイニング(OasisMining)の取引ではなく、その存在価値がトークンという用語を理解する上で非常に分かりやすい点に着目しています。
トークンとは、法的担保が無いトレーディングカードの様なものという説明と、これらのトークンエコノミーとを併せて見ていただくことで、トークンエコノミーのリスクとリターンについてのご理解が深まるかもしれません。
今回は、トークンエコノミーについて解説しました。
海外や国内で展開されているトークンエコノミーを扱ったサービスをいくつか紹介したよ。
メモリーチェーンというサービスを見てみましたが、色々なカードがあって何だか面白そうでしたね。
興味があるものがあったら実際に参加してみて、トークンエコノミーがどういうものなのか体験してみるのもいいね。
そうですね、調べてみます。ありがとうございました!
この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |