仮想通貨を知る上で欠かせない!「トークン」とは【初心者向け】
仮想通貨やICOを知る上で欠かせないトークンとは何かについて解説しています。2017年には様々なトークンが生まれましたが、そもそもトークンの価値や仮想通貨との違いについて解説しています。ぜひ理解しておきましょう。
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今回は、トークンについて解説します。
2017年様々なICOプロジェクトが世界中で生まれ同時にトークンもたくさん生まれました。トークン自体はどういった価値があるのか、仮想通貨との違いは何なのか知っておきましょう。
トークンが生み出す経済圏トークンエコノミーの記事も合わせてご覧ください。
今回はトークンについての話をしようか。
田島メンター!トークンというのは一体どういうものなんですか〜?
ブロックチェーン上の独自の通貨のことを指して呼んでいるんだ。どういった種類のものがあるのか見てみよう。
了解です!
トークンとは
トークン(Token)とは、ブロックチェーン上の資産やユーティリティの総称です。
Tokenを日本語に訳すと代用貨幣という意味です。
2018年初頭現在発行されているトークンは、価値はあるが法律的な担保がないという意味で、トレーディングカードのような位置づけになります。
トークンの種類
現在、90%以上のトークンはイーサリアム(Ethereum)が定義するERC20というトークンを利用して発行されています。
ERC20のトークン一覧はこちらを参考にして見てください。
トークンの価値
トークンの価値としてはユーティリティートークン(Utility Token)とセキュリティートークン(Security Token)の2種類あります。
ユーティリティートークン(Utility Token)
投票機能などのユーティリティー(Utility)を持っています。
ユーティリティートークンは、所有者が異なるサービスやサービスを購入する際にも利用できます。
セキュリティートークン(Security Token)
セキュリティトークン(Security Token)は、投資目的に利用しやすいタイプのトークンです。
また、法人、資本、利益、債権者、債務者の情報にアクセスする権利も付属している場合があります。
その意味でも、トークンの所有者が投資利益を得るための有価証券のような意味合いを持っています。
英語記事参照(https://en.bitcoinwiki.org/wiki/Token)
仮想通貨との違い
仮想通貨との違いを厳密に定義することはできません。
ただ、多くのトークンがイーサリアム(Ethereum)が定義しているERC20を使用しており、イーサリアム(Ethereum)自体は独自のブロックチェーンで動作しています。
その観点から考えると、ビットコインやアルトコイン(イーサリアム等)は仮想通貨であり、仮想通貨はそれぞれ独自ブロックチェーンで動作していると言えます。
そしてトークンは、ERC20のように既存ののイーサリアム(Ethereum)の持つブロックチェーンを利用しているという点が仮想通貨とは異なります。
ユーティリティートークン・セキュリティトークンの特徴と、仮想通貨との関係についてだね。
もともとあるブロックチェーンから作られたものをトークンとしているんですね。
最後にトークンを取得する方法についても紹介しよう。
トークンの取得方法
現在はカレンシートークンとアセットトークンというトークンを取得することができます。
カレンシートークンタイプ
マイニングを通じて取得することができます。
マイニングとは、ビットコインで計算処理を行い、ブロックを生成することです。
アセットトークンタイプ
ICOを通じて取得することができます。
アセットトークンは株式上場のように、発行者が発行枚数を決めることができます。
株式相場のように、発行者のビジネスが成功すれば価値も上がるという性質もを持ちます。
今回は、トークンについて解説しました。
カレンシータイプ・アセットタイプのトークンについての解説をしたよ。
カレンシータイプのマイニングは、ビットコインなどの仮想通貨で行われていたものでしたね。
そうだね。対してアセットタイプの場合はマイニングは行われないんだ。実際の運用例などからそれぞれの違いを比べてみるのもいいね。
そうですね、自分でも調べてみます。ありがとうございました!
この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |