Laravelでリクエストを実行する方法【初心者向け】
初心者向けにLaravelでリクエストを実装する方法について解説しています。フレームワークからPOSTやGETを扱う方法を学びましょう。リクエストを受け取るソースコードを書いているので、流れを理解しておきましょう。
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Laravelでリクエストを実行する方法について解説します。
POST/GETで値を受け渡す流れを実際にプログラムを書いて理解しましょう。
そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Laravelに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Laravelでrequestを使う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
requestとは
クライアント(Webブラウザなど)とサーバー(Webサーバー)はHTTPプロトコルで通信します。
クライアントはサーバーにリクエスト(要求)を送り、サーバーはリクエストに応じたレスポンス(応答)を返します。
HTTPプロトコルには、リクエストを実行するための方法がいくつかあり、最も一般的なのはPOSTメソッドとGETメソッドです。
HTTPリクエストは2つの部分で構成されます。リクエストに関するデータを持つヘッダーと、サーバーに処理させるデータを持つ本文です。
以降は、サーバーに処理させるデータの受渡し方法について説明します。
LaravelでのPOST/GETでの値の受渡し方法
リクエストにはサーバーに処理させるデータを含めることができます。
データは名前と値のペアです。例えばユーザー名なら `username=John` のような形式のデータになります。
リクエストはHTMLのフォームから送信できます。
<form method="POST(またはGET)" … > … <input type="text" name="username" value="" … > … </form>
inputなどの要素でname属性にデータの名前を指定します。ユーザーの入力値はvalue属性にセットされます。
このフォームが送信されるとき、リクエストに各データが含まれます。
POSTメソッドの場合、リクエストの本文が以下のようになります。
他のデータ&username=John&他のデータ
GETメソッドの場合、URLに含まれるクエリ文字列が以下のようになります。
http://localhost:8000/users?他のデータ&username=John&他のデータ
また、GETメソッドのリクエストは、HTMLのリンクから送信するのが一般的です。
a要素のhref属性にURLを指定しますが、そのクエリ文字列にデータを含めておきます。
<a href="/users?他のデータ&username=John&他のデータ">…</a>
コントローラのアクションでは、Laravelのリクエストインスタンスからデータを取得します。
リクエストインスタンスは、アクションの引数で受け取ったり、ヘルパ関数request( )の呼出しにより取得できます。
以下のような方法で、リクエストインスタンスからデータを取得できます。
$request->all(); // 全データを連想配列で取得 $request->only([ 'username', 'password']); // 一部のデータのみを連想配列で取得 $request->except(['credit_card']); // 一部のデータのみ(指定したデータ以外)を連想配列で取得 $request->input('username'); // 個別のデータをinputメソッドにより取得 $request->username; // 個別のデータを動的プロパティにより取得 request('username'); // 個別のデータをヘルパ関数request()により取得
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実際にLaravelでリクエストを受け取ってみよう
例として、GETメソッドのリクエストで複数のデータを受け取ってみましょう。
routes/web.phpファイルに以下のようなルートを追加します。 Route::get('/users', function () { $request = request(); // リクエストインスタンスを取得 $data = $request->all(); // 全データを連想配列で取得 return $data; // 取得した連想配列を返す(JSONに変換される) });
ブラウザから `http://localhost:8000/users?first_name=John&last_name=Doe` にアクセスします。
以下のようにJSONが表示され、データを受け取れたことが確認できます。
{"first_name":"John","last_name":"Doe"}
この記事を監修してくれた方
杉本 隆也(すぎもとたかや) WebアプリやiOSアプリの受託開発をしながら、 開発実績: マッチングサービス、カスタマーサービス、決済ツール、SNSアプリ、音遊びアプリなど。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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