JavaのSystem.exitメソッドの使い方【初心者向け】
初心者向けにJavaのSystem.exitメソッドの使い方について解説しています。exitは処理を終了させるときに使用します。同じく終了処理を行うreturnとの違いと使用例についてサンプルコードを見ながら覚えていきましょう。
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この記事では、JavaのSystem.exitメソッドの使い方について解説します。
実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。
そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
System.exitメソッドの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
System.exitメソッドとは
System.exitメソッドを使うと、実行中のJava仮想マシンを終了することができます。
System.exitメソッドの使いかた
終了値として、System.exit(0);というようにint型を引数として渡します。
通常、終了コード0は正常終了を意味します。
shell等からjavaのバッチプログラムを呼び出し、終了コードをshellに戻す場合等に利用されます。
returnとの違いについて
System.exitはjava自体を終了するのに対し、returnは、そのメソッドを終了します。return後もjavaの実行はそのまま続きます。
public class Sample { public static void main(String[] args) { System.out.println("method呼び出し前"); method(); System.out.println("method呼び出し後"); } public static void method(){ System.out.println("return"); return; } }
上記のコードを実行すると結果は
method呼び出し前 return method呼び出し後
となり、returnした後にmainメソッドでの処理が継続していることが確認できます。
尚、return以降の処理の記述はコンパイルエラーとなり、できません。
実際に書いてみよう
下記のコードではmainメソッドからmethodメソッドを呼び出し、その前後でメッセージを出力しています。
public class Sample { //System.exit前後の処理の実行を確認するコード public static void main(String[] args) { System.out.println("method呼び出し前"); method(); System.out.println("method呼び出し後"); } public static void method(){ System.out.println("exit前"); //終了コード0(通常は正常終了を意味する) System.exit(0); System.out.println("exit後"); } }
実行結果
method呼び出し前 exit前
System.exit(0);の処理でJavaの実行自体が停止されるため、その後の処理は実行されません。
また、このプログラムをshellから呼び出した場合、shellには終了コード0が戻ります。
監修してくれたメンター
長屋雅美
独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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