Rubyのexitの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのexitの使い方について解説しています。これはプログラムを終了させるものです。同じような機能を持つreturnとの違いと、基本の書き方について学びましょう。
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Rubyのexitの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
exitの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
exitとは
exitとはプログラムを終了させるために使います。
似たようなのでexit!がありますが、このexit!はプログラムを終了させる点ではexitと同じですが、exitの場合は例外処理を書いておくとそのまま処理が続行されることに対して、exit!は即座にプログラム終了となるという点で違いがあります。
またreturnも同じく処理を終了しますが、retrunの場合はメソッドの中で戻り値が呼び出されたところでプログラムが終了となりますが、exitの場合は呼び出された時点でプログラム終了となる点で違いがあります。
exitの使い方(処理を終了する方法)
exitはメソッドの中で書かれるとexitが呼び出された時点でプログラムは終了となってしまいます。
def xxx exit puts "yyy" end
上記のメソッドですとputsが呼ばれる前にexitが呼ばれますので、この時点でプログラムは終了となります。
実際に書いてみよう
それでは実際に書いてみましょう。
def vse puts "白いロマンスカー" puts "展望席があります" exit puts "ちょ〜かっこいい!!" end def gse exit puts "赤いロマンスカー" end vse gse
#=> 白いロマンスカー 展望席があります
となります。def vseの場合は、puts “ちょ〜かっこいい!!”の前にexitがあるためにこちらが実行される前にプログラムが終了してしまっているので実行されませんでした。
def gseの場合は、puts “赤いロマンスカー”の前にexitがあるのでこちらでは何も実行されずに終了となります。
よって “白いロマンスカー” “展望席があります” の表示だけになります。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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