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Solidityにあるviewとpure修飾子の使い方【初心者向け】

初心者向けにSolidityのview pureの使い方について解説しています。これらは関数に対して使われる修飾子(関数修飾子)となります。viewとpureそれぞれの役割と使用例について見ていきましょう。

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Solidityのviewとpureの使い方について解説しています。

それぞれの修飾子について説明しているので、Solidityを使った実装を行う上でぜひ理解しておきましょう。

 

 

田島悠介

今回は、ブロックチェーンに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

Solidityのview pureの使い方について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

関数修飾子

Solidityには、様々な修飾子があります。

修飾子とは、識別子の性質を決めるために付ける予約語のことを言います。簡単に言えば、適用可能範囲(スコープ:見える使える範囲)を表す予約語と言うことです。予約語ですので、そのまま変数名などには使えませんのでご注意を。

Solidityにある代表的な修飾子の中に、ちょっと変わった修飾子があります。viewとpureです。

関数修飾子と良い、関数(function)に対して使用する修飾子となります。関数が取り扱う変数は、そのスコープによってGASを大量に消費することになります。

ガスコストは、Solidity開発では意識しておかないとトランザクション処理のコスト(GAS)に跳ね返ってきますので注意が必要なので実装されました(Ver0.4.16から)。

関数(function)の文法は、以下の通りです(solidity.readthedocs.io中の「Function Types」参照)。この中に、viewとpureが存在します(太字にしています)。

function (<parameter types>) {internal|external} [pure|constant|view|payable] [returns (<return types>)]

 

viewとは

Databaseのviewは、参照のみの可能なテーブルを指します。

Solidity上のviewも似たようなものですが、対象はブロックチェーンです。ブロックチェーンから値を取得することは可能ですが、値を書き込むことはできません。

ブロックチェーンに値を書き込むことは、GASを消費することになります。しかし、ブロックチェーンから値を参照することは、GASを消費しません。

例)

contract Selector {
  function f() public view returns (bytes4) {
    return this.f.selector;
  }
}

 

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pureとは

pureとは、本来は純粋なとかの意味で使用されることが多いです。今回の場合は、純粋に関数内でしか使えないと解釈すれば良いかと思います。

function(関数)を純粋に使うとでも解釈すれば良いのでしょうか、関数に渡された引数しか扱うことができません。

ですので、ブロックチェーン上の値に書き込むことも参照することもできなくなります。C言語などで言えば、private function と言えば解りやすいですかね。

例)

contract Selector {
  function f(uint a, uint b) public pure returns (bytes4) {
    return a*b;
  }
}

 

以上、Solidityのview pureの使い方を解説しました。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

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