ビットコインの取引を支える!ライトニングネットワークとは
初心者向けにビットコインの決済・取引を支えるライトニングネットワークについて詳しく解説しています。導入するメリットやEthereumでよく使われているRaiden Networkとの違いについて説明しています。ぜひ理解しておきましょう。
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ビットコインの取引を支えるライトニングネットワークについて解説します。
ビットコインは送金用に作られた仮想通貨ですが、利用者も増え取引する速度が遅いと感じる課題もありました。その取引スピードを早めるためにライトニングネットワークというサービスが使われています。
今回はライトニングネットワークについて勉強してみよう。
田島メンター!ライトニングネットワークというのは何ですか〜?
ビットコイン取引の新しい技術で、現在抱えている問題を解決することができると言われているものなんだ。まずはどういう利点があるのかというところから見てみようか。
お願いします!
ライトニングネットワークとは
ライトニングネットワークとは、Raiden Networkと同様にブロックチェーン上のトランザクションを減らす事ができるサービスです。
Raiden Networkについて詳しく解説している記事も合わせて参考にしてみてください。
ライトニングネットワークのメリット
小額決済が可能
ビットコインの最小単位は1satoshiで、0.00000001BTCです。
ライトニングネットワークでは1satoshiという最小単位での決済が可能です。
これによりマイクロペイメントと呼ばれる、少額のチップの支払いまで可能となります。
決済時間の短縮
ビットコインは決済に10分は必要です。
しかし、ライトニングネットワークは一瞬で可能です。
これは、ライトニングネットワークがオフチェーンという考え方に基づいて処理を行っている為です。オフチェーンとは、ブロックチェーン以外でトランザクションを管理・実行するという発想です。
ライトニングネットワークではPayment Channel(ペイメントチャネル)というオフチェーンを利用しています。
Payment Channelとは、一郎と四郎が取引をする際、一郎と四郎がPayment Channelで繋がっていれば、一郎と四郎の間で直接送受信を行わなくても、一郎と四郎が二郎と三郎を通じて繋がっていることで、一瞬(ライトニング)で、そのつながり(ネットワーク)を利用して取引することが可能になります。
安い手数料
ビットコインの送金手数料は10円以上な場合、5円の送金を行うと、送金額より手数料の方が高くなります。
ライトニングネットワークでは、Payment Channelによるオフチェーンでの処理を行うことで、手数料を大幅に低下させることができます。
これによりIoT機器を利用して、1秒間に複数回の取引を行う際にもライトニングネットワークを利用することで仮想通貨での決済が可能となります。
ライトニングネットワークの主なメリットだね。
少額の取引ができる、処理が早い、手数料を減らすことができるといった辺りですね。
次にRaiden Networkと呼ばれるものとの違いについても解説しよう。
Raiden Networkと違い
ビットコインを利用可能
ライトニングネットワークが正式導入されれば、ビットコインで利用することができます。
ビットコインは世界最大規模の仮想通貨です。
安定運用
ビットコインではライトニングネットワークを正式導入していません。
これは技術的な問題というより、ビットコインでライトニングネットワークの正式導入するためには、ビットコインに参加しているノードの承認が必要なためです。
既に90パーセント以上のテストをクリアしているライトニングネットワークが承認されています。
今後正式導入されれば、競合技術が導入されることは難しく、ライトニングネットワークが安定運用されるということになります。
これに対して、中央集権のイーサリアム(Ethereum)では、Raiden Networkの導入決定もスピーディーです。しかし、Raiden Networkの競合技術であるPlasmaを別の視点で導入していく可能性もあます。
それは、Raiden Networkが正式導入後も長期に渡り安定運用される可能性が低くなることを意味するでしょう。
今回は、ライトニングネットワークについて解説しました。
ライトニングネットワークとRaiden Networkとの違いについて説明したよ。
どちらも主に、スケーラビリティに関する問題を解決するものなんですね。
Raiden Networkについてはまた別のところで詳しく解説するよ。新しい技術なので公式の情報やニュースなどを時々確認してみるといいかもしれないね。
そうですね、チェックしてみます。ありがとうございました!
この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |