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特徴や仕組みを理解!アルトコイン(altcoin)とは

仮想通貨初心者向けにアルトコインとは何なのか解説しています。有名なアルトコインの例やビットコインとの違いについて説明。言葉は聞いたことあるけど意味はよく分からないという方はぜひ知っておきましょう。仮想通貨やブロックチェーンを理解する上で必読です。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

今回は、アルトコインについて解説します。

アルトコインとはどういった通貨なのか、有名な仮想通貨も紹介しながら解説していきます。単語はよく聞くけど理解していないという方は、ぜひ知っておきましょう。

 

 

田島悠介

今回はアルトコインについて解説しよう。

大石ゆかり

田島メンター!アルトコインというのは何ですか~?

田島悠介

簡単に言うと、ビットコイン以外の仮想通貨のことを指すんだ。ビットコインとの違いについても解説するよ。

大石ゆかり

はい!

目次

 

アルトコインとは

アルトコインとは、正式にはAlternative Coinと言います。日本語にすると「代替のコイン」という意味です。

ここで言う代替とは、ビットコインの代替という意味です。

つまり、アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨の総称で使われています。

 

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ビットコインとの違い

ビットコインは、マイニング(採掘)を通じて手に入れることができます。

ただし、採掘できるのは、2,100万枚(21,000,000)と最初から決まっています。

そして、ビットコインは、2017年12月の段階で1,600万枚以上(16,770,512)採掘済みで、2033年には99%のビットコインが採掘され、2140年まで残りの1%を少しずつ採掘すると言われています。

つまり、ビットコインでは、上限枚数に近づくにつれて、どんどん採掘でき可能性が低くなります。そのため、新規参入する小規模事業者では、ビットコインを採掘する事さえできません。

 

アルトコインの役割とこれからの将来性

アルトコインは、根本的な原理としてはビットコインと同じです。

ビットコインと大きく異なる点として、採掘が始まったばかりのものが大半ということです。そのため、採掘することでコインを手に入れることができる確率は現実的です。

アルトコインの役割としては、ビットコインやEthereum(イーサリアム)には無い機能や価値を提供する事にあります。

結果的に、ビットコインの代替コインとしてたくさんのアルトコインが誕生し、アルトコインを採掘する人たちの間でも人気が高まっています。

現在では少なくとも1500種類以上のアルトコインが存在すると言われています。

そして、現在のアルトコインには存在しない、新しい価値観による機能が付与されたアルトコインが将来的にも誕生し続ける可能性は非常に高いです。

 

田島悠介

代替のコインという意味でアルトコインと呼ばれるんだ。

大石ゆかり

アルトコインにはたくさんの種類があるんですね。

田島悠介

次に、その中でも代表的なものをいくつか見てみよう。

代表的なアルトコインの種類

Ethereum

C++, Go, Rust等のプログラミング言語で実装されており、ブロックチェーン以外にもスマートコントラクトという技術を使用しています。

スマートコントラクトとは、送金記録以外にも、契約に関する記録も保有することが可能です。

 

Ethereum Classic

Ethereum Classic(イーサリアムクラッシック)とは、2016年6月17日に発生したThe DAO事件というEthereum(イーサリアム)の盗難事件に伴い、Ethereum(イーサリアム)のハードフォークに伴いEthereum(イーサリアム)から分裂した仮想通貨です。

イーサリアムクラッシックでもスマートコントラクトを利用することができます。

Ethereum(イーサリアム)との違いは、以前のEthereum(イーサリアム)の流れを踏襲する非中央集権性を重視した運営になっています。

非中央集権性とは、DApps(分散型アプリケーション)で実現されます。

分散型アプリケーション(DApps)とはについての記事も参考にしてみてください。

 

Ripple

リップルとは、リップル社が提供するプロトコルで国際的な送金システムを金融機関に提供しています。三菱東京UFJ銀行もリップルの技術を活用して、国際送金サービスを始めると話題にもなりました。

驚くほど高騰した後、現在の価格に落ち着いています。

 

NEM

NEM(ネム)は当初New Economy Movement(新しい経済運動)の略称で始まり、日本人開発者も在籍していたアルトコインです。

NEMは電力をあまり消費せず、よりセキュリティの高い特徴があります。

2018年1月26日には仮想通貨取引所のcoincheckから約580億円相当のNEMが盗難されました。

これはNEM自身の脆弱性ではなく、仮想通貨取引所自体のセキュリティホールにより発生しました。

 

Dash

Dash(ダッシュ)とは非常に匿名性の高いことが特徴の仮想通貨です。

当初は、Darkcoin(ダークコイン)という名前でしたが、

Darkcoinの名前の由来でもある、Darksendという技術により匿名性を高めています。

また、Dashと解明する由来でもある、InstantXという高速送金技術を利用しています。

暗号化には、X11という11種類のハッシュ関数を利用した消費電力の低い暗号化技術を採用しています。

ハッシュ関数についての記事も合わせて参考にしてみてください。

2018年1月26日には仮想通貨取引所のcoincheckから約580億円相当が盗難された、NEMの資金洗浄先として利用されている可能性が高い点が、現在の通貨リスクです。

 

Bitcoin Cash

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)とは、ビットコインと名前が似ているように、ビットコインから分裂したアルトコインです。

仮想通貨のネットワークに参加している人が違った意見を持ち、折り合えない場合には「分裂」することになります。

2017年にビットコインは、認知度が上がるとともに取引量も増えました。その結果システムが追いつかず取引が滞ってしまい解決策を求めた結果分裂に至ったのです。

そのためビットコインキャッシュは、ビットコインの技術を利用してビットコインよりも高速取引とセキュリティ向上を追い求め分裂した仮想通貨になります。他にもビットコインゴールドという仮想通貨が存在します。

他にも日本の取引所で取引を行っている通貨は数多くあります。

価格の値動きだけではなく、各仮想通貨の特徴や裏側の技術を理解しておくと良いでしょう。

 

アルトコインを購入するためには

ビットコイン以外の暗号通貨も買ってみたい、ブロックチェーン技術を理解するためにアルトコインを買ってみたい方は以下のサービスで購入すると良いでしょう。

扱っている通貨や手数料などが違うので、メリットデメリットを吟味して登録してみましょう。

bitFlyer

国内最大の仮想通貨取引所です。

管理画面などは中級者以上をターゲットとしたような作りになっていますが、セキュリティ面は万全なので、安心して利用したい方におすすめでしょう。

bitFlyer

 

GMOコイン

レバレッジ取引を行うのに向いているのは、GMOコインです。

ビットコインのFX取引などを行いたい中級者以上の方におすすめです。スマホのアプリで手軽に売買が行えるので、ぜひ利用してみてください。

GMOコイン

 

ビットトレード

仮想通貨交換業者に登録されている取引所になります。

リップルやライトコインなど主要なアルトコインを扱っています。

ビットトレード

 

今回は、アルトコインについて解説しました。

国内では仮想通貨の取引として注目されていますが、東南アジアなどでは実際にブロックチェーン技術を使ったサービスも増えてきているので、今後日本にも普及する可能性は大いにあるはずです。

 

田島悠介

主なアルトコインについていくつか紹介したよ。

大石ゆかり

Ethereumというのは聞いたことがある名前ですね。

田島悠介

ブロックチェーンとスマートコントラクトについては、それぞれまた別のところで具体的な解説をしていくよ。併せて勉強しておこう。

大石ゆかり

了解です。ありがとうございました!

 

この記事を監修してくれた方

中本賢吾(なかもとけんご)
アジマッチ有限会社 代表取締役社長

開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。

その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。