Rubyのmergeメソッドでハッシュを結合する方法【初心者向け】
初心者向けにRubyのmergeメソッドでハッシュを結合する方法について解説しています。最初にmergeメソッドの基本の書き方を学習します。次に実際に2つのハッシュを結合し、その結果を出力してみましょう。
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Rubyのmergeメソッドでハッシュを結合する方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
mergeメソッドでハッシュを結合する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
mergeメソッドとは
mergeメソッドとは複数のハッシュを結合させるメソッドです。
重複するキーがある場合は引数として渡された方のハッシュのキーで上書きされます。
また似たようなメソッドで「merge!メソッド」というのがありますがこちらも複数のハッシュを、結合させるメソッドという点はmergeメソッドと同じです。
2つのメソッドの異なる部分は、レシーバーであるハッシュオブジェクトが、結合後のハッシュオブジェクトに上書きされるという点に違いがあります。
mergeメソッドでハッシュを結合する方法
“ハッシュオブジェクト.merge(追加するハッシュオブジェクト)”
という書き方で結合します。
一般的にはハッシュオブジェクトはなんらかの変数に代入してから、書く方がわかりやすいですね。
以下実際にコードを見て具体的に説明してみましょう!!
実際に書いてみよう
まず最初にハッシュを作成します。
hash1 = {"経済学" => 80, "財政学" => 70, "会計学" => 60} hash2 = {"経営学" => 75, "会社法" => 65} hash3 = hash1.merge(hash2) p hash3 #=> {"経済学"=>80, "財政学"=>70, "会計学"=>60, "経営学"=>75, "会社法"=>65} p hash1 #=> {"経済学"=>80, "財政学"=>70, "会計学"=>60} p hash2 #=> {"経営学"=>75, "会社法"=>65}
ここでhash1は上記で言うところのハッシュオブジェクト、hash2は追加されるハッシュオブジェクトということとなります。
実行するとhash1とhash2が結合されていますね。よく見ていただきたいのが p hash1とp hash2のところです。
こちらハッシュオブジェクトが変更されていませんよね。merge!メソッドですとこのhash1の方が結合後のハッシュオブジェクトへと変更されしまうのです。
ではこmerge!メソッドでみてみましょう!!
hash1 = {"経済学" => 80, "財政学" => 70, "会計学" => 60} hash2 = {"経営学" => 75, "会社法" => 65} hash3 = hash1.merge!(hash2) p hash3 #=> {"経済学"=>80, "財政学"=>70, "会計学"=>60, "経営学"=>75, "会社法"=>65} p hash1 #=> {"経済学"=>80, "財政学"=>70, "会計学"=>60, "経営学"=>75, "会社法"=>65} p hash2 #=> {"経営学" => 75, "会社法" => 65}
このようにみるとお分かりのようにhash1が結合後のhash3と同じ結果になっていますね。
これがmergeメソッドとmerge!メソッドの違いであります。hash1のオブジェクト自体が変更されてしまいました。
では最後にキーが重複してしまう場合の例をみてみましょう。
hash1 = {"経済学" => 80, "財政学" => 70, "会計学" => 60} hash2 = {"経営学" => 75, "財政学" => 65} hash3 = hash1.merge(hash2) p hash3 #=> {"経済学"=>80, "財政学"=>65, "会計学"=>60, "経営学"=>75}
キーとして”財政学”が重複していますね。引数の方の”財政学” => 65
が上書きされhash3では財政学が65となっています。
このように重複するキーがある場合は引数の方の値が上書きされるということを覚えておいてくださいね。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
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分かりました。ありがとうございます!
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