Rubyのpushメソッドの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのpushメソッドの使い方について解説しています。これは配列の末尾に要素を追加するものです。破壊的メソッドの仕組みについて、サンプルコードで確認しましょう。
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Rubyのpushメソッドの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
pushメソッドの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
pushメソッドとは
今回はRubyのpushメソッドについて紹介いたします。
pushメソッドは配列の末尾に引数を要素として追加するメソッドです。引数は複数指定することもでき、その場合は指定した順番に配列に追加されることとなります。
このメソッドはレシーバーであるオブジェクトを変更してしまう破壊的メソッドとなります。
Rubyでは基本的に破壊的メソッドの場合、メソッドに!をつける場合が多いのですが、pushメソッドは!がついていないのに破壊的メソッドとなります。
pushメソッドの使い方
pushメソッドの使い方としては、オブジェクト.push(“要素”)と書くことによって、その要素が配列の末尾に追加されます。上記でも書きましたが、追加する要素は複数でも構いません。
実際に書いてみよう
それでは実際に書いてみましょう。以下のコードを見てください。
a = ["GSE", "MSE", "EXE", "VSE"] p a.push("EXEα") #=> ["GSE", "MSE", "EXE", "VSE", "EXEα"] p a #=> ["GSE", "MSE", "EXE", "VSE", "EXEα"]
配列 a にpushメソッドで”EXEα”を追加していますね。結果として末尾に”EXEα”が追加されているのが確認できたと思います。
そこで気になる点として、aという配列をpメソッドで表示すると”EXEα”がそのまま追加されていることが確認できるかと思います。
つまり、ここでは、pushメソッドによって配列aそのものが、変更されてしまったということとなります。
これがpushメソッドが破壊的メソッドと言われる理由となります。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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