Rubyで配列に要素を追加する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyで配列に要素を追加する方法について現役エンジニアが解説しています。配列への要素の追加位置には、先頭や末尾が基本ですが位置を指定して追加することも出来ます。また、配列と配列を結合させることも出来ます。詳しく見ていきましょう。
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Rubyで配列に要素を追加する方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyで配列に要素を追加する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
要素を配列の先頭に追加する方法
配列の先頭に要素を追加するにはunshiftメソッドや、prependメソッドを用います。複数の要素をまとめて追加することもできます。
※prepend メソッドは Ruby v2.5 以降で使用可能
要素を配列の末尾に追加する方法
配列の先頭に要素を追加するには push メソッドや、append メソッドを用います。複数の要素をまとめて追加することもできます。
また << 演算子(メソッド)で要素を追加することもできますが、こちらは単一要素の追加のみとなります。
※appepend メソッドは Ruby v2.5 以降で使用可能
要素を配列の任意の位置に追加する方法
配列の任意の位置に要素を追加するにはinsertメソッドを用います。
第一引数に追加する位置、第二引数以降に追加する要素を指定します。複数の要素をまとめて追加することもできます。
配列と配列を結合する方法
配列と配列を結合するにはconcatメソッドや + 演算子(メソッド)を用います。
注意が必要なのは、concatメソッドは破壊的なメソッドのため、指定した配列そのものが変更されるという点です。
一方、 + 演算子は破壊的なメソッドではないため、指定した配列が変更されることはありません。
実際に書いてみよう
要素を配列の先頭に追加する
unshiftメソッド、prependメソッドで単一要素や複数要素を追加してみましょう。
irb(main):001:0> ary = [1, 2, 3] => [1, 2, 3] irb(main):002:0> ary.unshift(0) => [0, 1, 2, 3] irb(main):003:0> ary.unshift(-2, -1) => [-2, -1, 0, 1, 2, 3] irb(main):004:0> ary.prepend(-3) => [-3, -2, -1, 0, 1, 2, 3] irb(main):005:0> ary.prepend(-6, -5, -4) => [-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3]
要素を配列の末尾に追加する
pushメソッド、appendメソッドで単一要素や複数要素を追加してみましょう。
irb(main):001:0> ary = [1, 2, 3] => [1, 2, 3] irb(main):002:0> ary.push(4) => [1, 2, 3, 4] irb(main):003:0> ary.push(5, 6) => [1, 2, 3, 4, 5, 6] irb(main):004:0> ary.append(7) => [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7] irb(main):005:0> ary.append(8, 9, 10) => [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
<< 演算子を使う場合は、単一要素の追加しかできないので注意しましょう。ただし、<< 演算子の戻り値はレシーバ自身(追加後の配列そのもの)なので、以下のように連続して書くことができます。
irb(main):001:0> ary = [1, 2, 3] => [1, 2, 3] irb(main):002:0> ary << 4 => [1, 2, 3, 4] irb(main):003:0> ary << 5 << 6 << 7 # 5, 6, 7 をまとめて末尾に追加 => [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7]
要素を配列の任意の位置に追加する
insertメソッドで任意の位置に単一要素や複数要素を追加してみましょう。第一引数で追加する位置、第二引数以降で追加する要素を指定します。
irb(main):001:0> ary = [1, 2, 3] => [1, 2, 3] irb(main):002:0> ary.insert(0, 0) # 0番目に0を追加 => [0, 1, 2, 3] irb(main):003:0> ary.insert(4, 4) # 4番目に4を追加 => [0, 1, 2, 3, 4] irb(main):004:0> ary.insert(2, "a", "b", "c") # 2番目に a, b, c を追加 => [0, 1, "a", "b", "c", 2, 3, 4]
配列と配列を結合する
concatメソッドや + 演算子で配列同士を結合してみましょう。concatと + を使ったときの違い(破壊的メソッドかどうか)にも注意してください。
irb(main):001:0> ary_a = [1, 2] => [1, 2] irb(main):002:0> ary_b = [3, 4] => [3, 4] irb(main):003:0> ary_a.concat(ary_b) # ary_a に ary_b を結合 => [1, 2, 3, 4] irb(main):004:0> ary_a # 破壊的メソッドのため ary_a そのものが変更される => [1, 2, 3, 4] irb(main):005:0> ary_c = [5, 6] => [5, 6] irb(main):006:0> ary_d = ary_a + ary_c # ary_a と ary_c を結合 => [1, 2, 3, 4, 5, 6] irb(main):007:0> ary_d => [1, 2, 3, 4, 5, 6] irb(main):008:0> ary_a # 破壊的メソッドではないため、ary_a は変更されない => [1, 2, 3, 4]
筆者プロフィール
メンター稲員さん
フリーランスエンジニア。 経験言語:Ruby、Rails、Python、C/C++、Java、Perl、HTML/CSS3、JavaScript、CoffeeScript,Node.js。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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