Rubyでraiseメソッドを使った例外処理の書き方【初心者向け】
初心者向けにRubyの例外処理の書き方について解説しています。今回はraiseメソッドを使った例外の発生方法について学びます。実践でも必要になる技術なのでぜひ学習しておきましょう。
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Rubyの例外処理の書き方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
例外処理の書き方について詳しく説明していくね!
お願いします!
例外処理とは
実際にプログラムのコードと書いていくとプログラムの「例外」が起きることがよくあります。基本的に「例外」が発生した時は「例外」が発生した時点で、そのプログラムは終了してしまいます。
このような「仕様」を利用して、強制的に「例外」を発生させて、そのプログラムのログを見たりして、実装していくというのが開発現場ではよくあります。
今回はこの「例外処理」について紹介していきたいと思います。
Rubyの例外処理の例
通常は「例外」が発生しますと、プログラムは終了となります。例えば、
module Aisatsu def ohayo puts 'おはよう' end end Aisatsu.new
と書いてみますと、モジュールはインスタンスを生成することができないために
「例外」が発生します。
今回はこのプログラムしかないので、問題ありませんが、通常は数多くプログラムが、ある中でこのような「例外」が発生するとその時点でプログラムは終了となります。
しかし、今回紹介するのは上記のようなことではなく、強制的に「例外」を発生させる方法ですので、raiseメソッドを使っていきます。
こちら実際に書いて説明していきましょう!!
実際に書いてみよう
強制的に「例外」を発生させる方法としては、raiseメソッドを使います。
以下のようにプログラムを実行してみると。
def aisatsu @ohayo = "おはよう" puts @ohayo raise end aisatsu #=> おはよう Traceback (most recent call last): 1: from return.rb:6:in `<main>' return.rb:4:in `aisatsu': unhandled exception
raiseメソッドで「例外」が発生し、そこでプログラムを強制的に終了させて、ログをみることができます。
おはよう
と出ていますね。
ここで@ohayoには”おはよう”が入っているなあと確認できます。
開発現場ではこのように強制的に「例外」を発生させて確認しているものなのです。今回はこれだけのプログラムですので、あまり問題ありませんが、コード量も多いとraiseメソッドは開発現場では、プログラムのログを見たりするのにとても重宝します。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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