Pythonでディレクトリやファイルを削除する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonでディレクトリやファイルを削除する方法について解説しています。os.removeメソッドの場合は、ディレクトリにファイルがある場合はディレクトリの削除は出来ませんが、shutil.rmtreeメソッドでは一括で削除出来てしまいます。便利ですが注意して使用する必要があります。
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Pythonでディレクトリやファイルを削除する方法について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
ディレクトリやファイルを削除する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
os.remove でファイルを削除する方法
os.removeは指定したファイルを削除します。os.removeはディレクトリを削除できません。
ディレクトリを削除する場合には、os.rmdirを用います。ただし、os.rmdirが削除できるのは空のディレクトリのみです。
shutil.rmtree でディレクトリを削除する方法
shutil.rmtreeは指定したディレクトリ以下を再帰的に削除します。
指定したディレクトリがファイルや子ディレクトリを含んでいる場合、それらも削除します。
中身も含めディレクトリを削除したい場合に便利です。
実際に書いてみよう
サンプルコード os.remove
os.removeで、ファイルabc、ディレクトリdefの削除を試みます。
import os target_file = 'abc' print(os.path.exists(target_file)) os.remove(target_file) print(os.path.exists(target_file)) target_dir = 'def' print(os.path.exists(target_dir)) os.remove(target_dir) print(os.path.exists(target_dir))
実行結果
True False True Traceback (most recent call last): File "main.py", line 12, in os.remove(target_dir) IsADirectoryError: [Errno 21] Is a directory: 'def'
解説
os.path.existsでファイルやディレクトリが存在することを確かめました。os.removeでファイルabcを削除できました。
os.removeはディレクトリを削除できないので、ディレクトリdefの削除には失敗し、例外IsADirectoryErrorが発生しました。
サンプルコード shutil.rmtree
shutil.rmtreeで、ディレクトリdefの削除を試みます。 import os import shutil target_dir = 'def' print(os.path.exists(target_dir)) shutil.rmtree(target_dir) print(os.path.exists(target_dir))
実行結果
True
False
解説
os.path.existsでディレクトリが存在することを確かめました。shutil.rmtreeでディレクトリdefを削除できました。
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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