Pythonの特殊メソッド__str__の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonの特殊メソッド__str__の使い方について解説しています。printを使って書くことも出来ますが、独自にクラス定義をする際は、デバッグやロギングの効率が上がるため__str__を実装するようにしたほうがよいでしょう。
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Pythonの特殊メソッド__str__の使い方について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
特殊メソッド__str__の使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
__str__とは
オブジェクトの文字列表現を定義するために用いる特殊メソッドです。
オブジェクトにstrやprintを適用した場合に呼び出されます。戻り値はstringオブジェクトでなければいけません。
詳細は公式のリファレンスを参照してください。
__str__の使い方
クラスで__str__メソッドを定義します。
前述の通り、戻り値はstringオブジェクトとします。インスタンスにstrやprintを適用すると、__str__メソッドが呼び出されます。
class MyClass: def __str__(self): return ... # stringオブジェクト x = MyClass() str(x) print(x)
実際に書いてみよう
サンプルコード
class PersonA: def __init__(self, name, age): self._name = name self._age = age class PersonB(PersonA): def __str__(self): return '%sは%d歳です' % (self._name, self._age) a = PersonA('太郎', 10) b = PersonB('花子', 20) print(a) print(b)
実行結果
<__main__.PersonA object at 0x7f68d9df04e0> 花子は20歳です
解説
人物を表すクラスPersonAを定義しました。PersonBはPersonAを継承し、さらに__str__メソッドを実装しました。
PersonAのインスタンスaをprintで表示すると、 <__main__.PersonA object … > のようなPythonの内部表現が表示されました。
PersonBのインスタンスbをprintで表示すると、__str__で定義した文字列表現が表示されました。
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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