Pythonを利用したLINE Botの作り方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonを利用したLINEのBotの作り方について解説しています。Bot(ボット)とは機械による自動発言プログラミングのことです。ブログに投稿したらTwitterにも投稿されるというようなプログラムが有名です。
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Pythonを利用したLINEのBotの作り方について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
LINEのBotの作り方について詳しく説明していくね!
お願いします!
LINEのBotの作り方
LINEとの連携のためにline-bot-sdk-pythonを使います。LINE Massaging APIを利用するために事前準備が必要です。詳細は公式の文書を参照してください。
環境
この記事では以下の環境を使用しました。
- Amazon EC2 インスタンス: インターネットに公開されたWebサーバが必要なため
- Fastly: HTTPS通信をHTTP通信に変換するため(*)
(*)作成するプログラムはHTTPの通信を受け付けます。
一方で、LINE Messaging APIのWebhookを利用しますが、仕様上HTTPSでの通信のみ対応しています。よって以下の構成とすることで、HTTPS通信をHTTPに変換しました。
- LINE Messaging API → Fastly → EC2インスタンス
(注)この構成ではFastlyとEC2インスタンスの間の通信が平文になります。通信内容が保護されないため、試験や動作確認目的でのみ用いるべきです。重要なデータをやりとりしてはいけません。
手順
- Amazon EC2インスタンスを作成しました
- プログラムはTCP 8000ポートで接続を受け付けます
- セキュリティグループの設定でTCP 8000ポートへの通信を許可しておきます
- 以下のコマンドでline-bot-sdk-pythonをインストールしました
pip install line-bot-sdk
FastlyでCDNを設定しました。LINE Messaging APIを受け付けるフロントエンドと、転送先のバックエンドのURLはそれぞれ以下のような形式になります。
フロントエンド
https://<自分で設定する>.freetls.fastly.net/callback
バックエンド
https://<上で作成したインスタンス依存>.compute.amazonaws.com/callback
LINE Developersコンソールで、チャネルを作成しました。以下の設定を記録、変更しました。
- Channel Secret: 後のプロセスで必要になります
- アクセストークン: 後のプロセスで必要になります
- Webhook URL: 上記のフロントエンドURLを設定しました
- 自動応答メッセージ: 「利用しない」に設定しました
以下のコマンドで、環境変数を設定しました。
export LINE_CHANNEL_SECRET=<上記で控えたChannel Secret> export LINE_CHANNEL_ACCESS_TOKEN=<上記で控えたアクセストークン>
line-bot-sdk-pythonに付属しているサンプルコードを実行しました。
python app.py
LINEで友達に追加し、メッセージを送信しました。下の画像のように、送信したメッセージがそのまま返信されてくる(echo)ことを確認できました。
なお、プログラムを実行しているコンソールでも、以下のようなログが表示されます。
(line_bot) [ec2-user@ip-10-0-0-123 line_bot]$ python app.py 157.52.91.50 - - [26/Mar/2019 23:42:46] "POST /callback HTTP/1.1" 200 2 157.52.91.44 - - [26/Mar/2019 23:43:00] "POST /callback HTTP/1.1" 200 2 157.52.91.41 - - [26/Mar/2019 23:59:35] "POST /callback HTTP/1.1" 200 2 157.52.91.23 - - [26/Mar/2019 23:59:40] "POST /callback HTTP/1.1" 200 2 157.52.91.50 - - [27/Mar/2019 00:00:00] "POST /callback HTTP/1.1" 200 2 43.249.72.33 - - [27/Mar/2019 00:00:34] "POST /callback HTTP/1.1" 200 2
サンプルコード
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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