RubyのStruct(構造体クラス)の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのStruct(構造体クラス)の使い方を現役エンジニアが解説しています。Rubyではハッシュ(連想配列)が良く使われますが、Struct(構造体)もあります。ハッシュは後から追加したり、存在しない値を参照出来ますが、Structは出来ません。
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RubyのStruct(構造体クラス)の使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Struct(構造体クラス)の使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
Struct(構造体クラス)とは
Structとは、いくつのデータをひとまとめにした型です。ClassやHashで同じように、データをひとまとめにして扱うことができますが、Structは、継承やミックスインがなく、また後からパラメータを追加できないといった違いがあります。
そのため、ちょっとしたデータを扱いたいがクラスを使うほどではない場合や、後からパラメータを追加したくない場合などに使用します。
Struct(構造体クラス)の使い方
構造体クラスは、Struct.newを使ってstructを生成します。
newの際に :sampleというようにシンボルを渡すことでstructの持つパラメータを決めることができます。
また生成された個々のstructは、structのメンバに対するアクセスメソッドを持っているので、.パラメータ名 と書くことでstructの値にアクセスできます。
# Structを生成 pet = Struct.new(:name,:age) # dog に ポチと7というパラメータを持たせる dog = pet.new("ポチ",7) # .nameでメンバにアクセスする puts dog.name # => ポチ
クラスと同じように、メソッドを追加することもできます。Struct.newする際に、以下のようにしてメソッドを追加できます。
human = Struct.new(:name,:age) do # 名前を出力するメソッドを追加 def say_name puts name end end # manにsample,20というメンバを持たせる man = human.new("sample",20) # メソッド say_name で名前を出力 man.say_name # => sample
実際に書いてみよう
それでは実際に書いてみましょう。
今回は、recordというStructを生成して、結果を出力するメソッド・平均を出すメソッドを追加してみましょう。
以下のようにコーディングしてみてください。
# Structを生成 record = Struct.new(:english,:math,:history) do # resultメソッド # 各科目の成績を出力する def result printf "English: %s Math: %s History: %sn",english,math,history end # meanメソッド # 3科目の平均を得る def mean (english + math + history) / 3.0 end end # 以下のようにメンバの値を入れる student1 = record.new(70,80,90) student2 = record.new(40,80,60) # resultメソッドの出力 student1.result student2.result # meanメソッドの出力 puts student1.mean puts student2.mean
実行結果は以下の通りです。
English: 70 Math: 80 History: 90
English: 40 Math: 80 History: 60
80.0
60.0
以上で解説を終わります。
使う機会は少ないですが、GoやC言語など他の言語で重要になる要素なので使い方をマスターしてみましょう。
筆者プロフィール
メンター金成さん
フリーランスエンジニア。 使える言語は、ruby python go 。最近はgoにハマってます。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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