Rubyのto_aメソッドの使い方をを現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのto_aメソッドの使い方について現役エンジニアが解説しています。to_aメソッドとは、レシーバー自身を返すメソッドです。また、オブジェクトが配列の時には、配列自身を返します。配列同士をつなげるサンプルと範囲オブジェクトの例を解説します。
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Rubyのto_aメソッドの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyのto_aメソッドの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
to_aメソッドとは?
to_aメソッドとは、レシーバー自身を返すメソッドです。Arrayのサブクラス(Arrayクラスを継承しているクラス)に対して使用する場合は、配列に変換されたものを返します。
よく範囲オブジェクトを、配列に変換する際に使用します。基本的なメソッドなのでしっかり押さえましょう。
to_aの書き方
to_aメソッドは、以下のように使用します。
object.to_a
オブジェクトが配列の時には、配列自身を返します。
範囲オブジェクト(例えば、1..5,’a’..’z’など)である時には、配列に変換したものを返します。hashに対しても使用することが可能で、2次元の配列に変換されたものを返します。
実際に書いてみよう
今回は配列と配列をくっつける、範囲オブジェクトを配列に変換する、の2つの処理をto_aメソッドを使って書いて見ようと思います。
では、配列をくっつける処理を書いていきます。
def join_arrays(a1,a2) a1.to_a + a2.to_a end array1 = [10,20,30] array2 = [40,50,60] p join_arrays(array1,array2)
実行結果は以下の通りです。
[10, 20, 30, 40, 50, 60]
次に範囲オブジェクトを配列に変換します。今回は1から10までとaからfまでを変換してみます。
p (1..10).to_a p ("a".."f").to_a
実行結果は以下の通りです。
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] ["a", "b", "c", "d", "e", "f"]
このように、配列に変換されて返されます。
以上で解説を終わります。
筆者プロフィール
メンター金成さん
フリーランスエンジニア。 使える言語は、ruby python go 。最近はgoにハマってます。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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