Rubyのuriライブラリの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのuriライブラリの使い方について解説しています。これはURIを取り扱う標準ライブラリになります。基本の書き方と使用例を見ていきましょう。
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Rubyのuriライブラリの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
uriライブラリの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
uriライブラリとは
Rubyの標準ライブラリーとしてuriライブラリーというのがあります。実際のところURIを正確に取り出すことは結構しんどかったりします。
しかし、Rubyには上にも書いたように、URIを取り扱う標準ライブラリーが存在するので、意外に楽に取得できてしまうんです。
つまりuriライブラリーとは、Rubyの標準ライブラリーでURIのドメインなどを簡単にとりだすことのできるライブラリーなのです。
URI(Uniform Resource Identifier)とは
ではここでURIとは何なのかを説明いたしましょう。
URI(Uniform Resource Identifier)とはURLとURNとを総称したものであり、基本的にはURIと URLは同じもの(厳密には違いますが)と思っていても差し支えないでしょう。
そこで、URL(Uniform Resource Locator)から説明しますが、これはWeb上にあるファイルの位置を示しているもので、Web上の住所ということとなります。ですので、サイトのアドレスはよくURLと言われているんですね。
次にURN(Uniform Resource Name)ですが、こちらはWeb上でのファイルの名前ということで、簡単に言ってしまえば、識別するための番号とか、シリアルナンバーみたいなものです。
このURLとURNを合わせた総称がURIということとなります。
uriライブラリの使い方
ここでは、実際にRubyのuriライブラリーを使って書いてみましょう。まず、このuriライブラリーを使うには以下の文を書きましょう!!
require 'uri'
そこで
URI.parse
を使うと、URLの文字列をURIオブジェクトへと生成いたします。以上を踏まえて書いてみましょう。
require 'uri' uri = URI.parse("https://www.google.co.jp/") p uri.scheme p uri.host p uri.port p uri.path #=> "https" "www.google.co.jp" 443 "/"
実行するとこのようになります。これはhttpの構成要素を以下のように分解して出力しています。
uri.scheme => "https" uri.host => "www.google.co.jp" uri.port => "443" uri.path => "/"
いかがでしたか?このURIライブラリーを使うと、簡単にURIのドメインなどを取り出すことができますね。
ご参考にされると幸いです。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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