JavaScriptのencodeURI()関数の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptのencodeURI()関数の使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• エンコードとは
• encodeURI()関数とは
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

エンコードとは

URIとは、インターネット上でWebサイトの場所を表す文字列です。URIには使用できる文字が決まっているため、漢字やひらがな、「<>」のような一部の記号は使用できません。よってこれらの文字は変換してURIに記載することになります。これを「エンコード」と呼びます。

一方で、エンコードされた文字列を元に戻すことを「デコード」と呼びます。なお、URIで使用できる文字についてはネットワークの規約である RFC2396 や RFC3986 で定義されています。

 

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encodeURI()関数とは

JavaScriptでURIエンコードを行うのが encodeURI()関数です。

encodeURI()関数の使い方は以下のとおりです。

encodeURI(エンコード前のURI)

結果はエンコードされたURI文字列が返されます。 encodeURI()関数について、詳しくは以下のサイトも参考にしてください。

MDN – encodeURI()

エンコードされたURIをデコードするのがdecodeURI()関数です。

decodeURI(エンコードされたURI)

decodeURI()関数について、詳しくは以下のサイトも参考にしてください。

MDN – decodeURI()
 

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、 encodeURI()関数と decodeURI()関数の使い方について確認します。実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行います。

はじめにエンコード前のURIとエンコード後のURIを比較してみましょう。

const uri = 'https://test.com/ファイル1_<1>.html';
console.log(uri);

const encoded_uri = encodeURI(uri);
console.log(encoded_uri);

実行結果は以下のとおりです。カタカナや<>の部分がエンコードされているのが確認できます。

https://test.com/ファイル1_<1>.html
https://test.com/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB1_%3C1%3E.html

次に decodeURI() 関数を使って元に戻してみましょう。

const decoded_uri = decodeURI(encoded_uri);
console.log(decoded_uri);

実行結果は以下のとおりです。デコードされたことが確認できました。

https://test.com/ファイル1_<1>.html

 

まとめ

今回の記事ではJavaScriptのencodeURI()関数の使い方を学習しました。
 

筆者プロフィール

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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