JavaScriptでURIをエンコードする方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptでURIをエンコードする方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• URIとは
• URIとURLの違い
• URIをエンコードする方法
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

URIとは

URIとはUniform Resource Identifierの略で、インターネット上に存在するリソースを一意に指定するための値です。リソースはファイルに限らず、音声データや関数(WebAPI)など、様々なものがあります。

[PR] フロントエンドで副業する学習方法を動画で公開中

URIとURLの違い

URIの具体的な例がURLです。 URLはUniform Resource Locatorの略で、Webページなどのインターネット上における住所を表します。つまり大きな概念としてURIが存在し、その指定方法の1つとしてURLが存在するということになります。

URIとURLの違いについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
MDN – ウェブ上のリソースの識別

URIをエンコードする方法

URIには使用できる文字が制限されており、ひらがなや漢字などは使用できません。それらの文字をURIで表現する方法が「エンコード」です。エンコードはURIに使用できない文字を一定の規則に従って置換します。エンコードの逆を「デコード」と呼びます。

例えばWikipediaで「エンコード」を検索してみましょう。URIは以下のようになります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

この末尾の「%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89」が「エンコード」という文字をエンコードした結果です。JavaScriptでURIをエンコードするにはencodeURI()関数を使用します。

encodeURI(URI)

結果はエンコードされた文字列が返されます。 encodeURI()関数について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

MDN – encodeURI()

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムではJavaScriptでURIをエンコードする方法について確認します。実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行いましょう。

const uri = 'https://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ';
encodeURI(uri);

実行結果は以下のとおりです。

"https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8"

 

まとめ

今回の記事ではJavaScriptでURIをエンコードする方法を学習しました。

筆者プロフィール

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

TechAcademyでは、初心者でも、JavaScript・jQueryを使ったWebサービス公開を習得できる、オンラインブートキャンプを開催しています。

また、現役エンジニアから学べる無料体験も実施しているので、ぜひ参加してみてください。