Javaの基本データ型について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaの基本データ型について解説しています。ここではJavaの8種類の基本データ型と、それぞれが扱うデータの範囲について説明します。ぜひ覚えておきましょう。
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Javaの基本データ型について解説します。実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。
そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
基本データ型について詳しく説明していくね!
お願いします!
基本データ型とは
Javaでは、データを扱う型として基本データ型と参照型というものが存在します。基本データ型はメモリ領域に決められた分のサイズを使って、情報を保持します。
例えば基本データ型であるbyte型は8bitの領域を使います。1bitは2進数1桁、つまり0か1のどちらかです。8bitの領域の領域を使って数値の4を保持すると以下のようになります
00000100
byte b = 4;
この1行はbyte型の変数bを用意して4を代入していますが詳しく見ると、メモリ上に8bitの領域を確保しそれをbという名前で管理する。8bitの領域の内容を00000100とする、ということが行われています。
Javaの基本データ型の種類
このような仕組みで利用できるデータ型がjavaには8つ存在します。
- boolean型(1bit)
- byte型(8bit)
- char型(16bit)
- short型(16bit)
- int型(32bit)
- float型(32bit)
- long型(64bit)
- double型(64bit)
boolean型はfalseまたはtrueの2通りの値を保持することができます。byte型、short型、int型、long型は整数値を保持します。保持できる範囲はそれぞれ
- byte型 -128~127
- short型 -32768~32767
- int型 -2147483648~2147483647
- long型 -9223372036854775808~9223372036854775807
です。尚最大値を超える値を格納してしまった場合はオーバーフローと呼ばれる現象がおきます。
例えば最大値にさらに1を加算すると値は最小値となってしまいます。逆に最小値から1減算すると値は最大値になります。
float型とdouble型は浮動小数点型と呼ばれ、格納する値の小数点の位置が移動します。有効桁数はfloat型が約6~7桁、double型が15桁です。
最後にchar型は一つの文字を扱う型です。JavaはUnicodeという文字コードで、文字を数値で扱えるようになっています。Unicode文字は0~65535で表現できます。たとえば「あ」という文字は12354です。
各データ型の変数を定義するときは下記のように記述します。
データ型名 識別子;
どの型を使う場合でも共通です。
監修してくれたメンター
長屋雅美
独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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