Javaのプリミティブ型（データ型）の種類を現役エンジニアが解説【初心者向け】　

Javaのプリミティブ型（データ型）の種類について解説します。

実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。

 

そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。

 

 

プリミティブ型とは

Javaはstatically typed、つまり静的に型付けされるプログラミング言語です。尚、静的に型付の逆はDynamically typed、つまり動的な型付けとなります。

Javaではプログラム中の全ての変数は使用する前に宣言が必要になります。変数の宣言は下記のように型と変数名を記述します。

int a = 100;

このように記述することで、

• プログラム中にaというフィールドが存在すること
• フィールドaは数値情報を保有すること
• 初期値は100であること

を明示します。

変数のデータ型はその変数が保有する値を定義します。上記サンプルではint型で定義していますが、Javaではその他7つのプリミティブデータ型をサポートしています。プリミティブデータ型の型名は予約語として登録されています。

 

Javaのプリミティブ型（データ型）の種類

• byte型
  byte型は8ビットの2進数データを保有することができます。初期値は0です。
  最小値は-128で最大値が127の整数です。byte型は巨大な配列を扱うときなどメモリの節約が重要視される場面でよく似経ちます。
• short型
  short型は16ビットの2進数データを保有することができます。初期値は0です。
  値の範囲は-32768から32767までの整数です。
• int型
  int型は32ビットの2進数データを保有することができます。初期値は0です。
  -2147483648から2147483647までの整数値を格納するようになっています。
• long型
  long型は64ビットの2進数データを保有することができます。初期値は0です。
  -9223372036854775808から9223372036854775807までの整数値をを格納できます。
• float型
  float型は32ビットの単精度浮動小数点数で、有効桁数は約6から7桁です。初期値は0.0。
• double型
  double型は64ビットの倍精度浮動小数点数で、有効桁数は15桁です。初期値は0.0です。
• boolean型
  boolean型は真偽値と言って「true」か「false」のどちらかを表します。初期値は「false」です。
• char型
  char型は16ビットのUNICODE文字1文字を格納できます。最小値はu0000、最大値はuffffです。初期値はu0000です。十進数で表現すると0から65535までとなります。

整数型は全て符号付きですので、正と負の値を格納できます。
それぞれのデータ型変数の範囲を超えてしまうような値を代入する演算を行った場合、正しい値が格納されません。

 

[PR] Javaプログラミングで挫折しない学習方法を動画で公開中

監修してくれたメンター

長屋雅美 独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 JavaやC♯、shellscriptを用いた開発を主に担当し、TechAcademyではJavaコースを担当しています。

 

TechAcademyでは、初心者でもJavaやServletの技術を使ってWebアプリケーション開発を習得できるオンラインブートキャンプJava講座を開催しています。

挫折しない学習方法を知れる説明動画や、現役エンジニアとのビデオ通話とチャットサポート、学習用カリキュラムを体験できる無料体験も実施しているので、ぜひ参加してみてください。