Linux環境でJAVA_HOMEを設定する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Linux環境でJAVA_HOMEを設定する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。

 

 

目次

• 環境変数JAVA_HOMEについて
• JAVA_HOMEの設定方法
• 実際に設定してみよう
• まとめ

 

環境変数JAVA_HOMEについて

まずは、環境変数であるJAVA_HOMEの意味についてかんたんに解説します。環境変数というものはプログラムを呼び出したりするときに必要なファイルの存在するディレクトリのパスを記憶しておくための変数です。

環境変数にあらかじめパスを格納させておくことによって、いちいちディレクトリを指定したりする必要がなくなります。Javaプログラムを動かすときに必要なjavaコマンドについてはPATHもしくはJAVA_HOMEに保存されています。

 

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JAVA_HOMEの設定方法

LinuxにおいてJAVA_HOMEを設定するには、シェルが起動したときに読み込まれるファイル、ログインしたときに読み込まれるファイル、特定のユーザーでログインしたときに読み込まれるファイルなどのいずれかに、環境変数を設定するコマンドを記述すれば良いです。

ここでは、ユーザーがログインしたときに実行されるファイルにコマンドを記述する方法について紹介します。

そのためには、ルートディレクトリに存在する.bash_profileというファイルに

export JAVA_HOME="ファイルパス"
export PATH="$JDK_HOME$PATH"

を書き込んで保存すればよいだけです。

 

実際に設定してみよう

では、実際に環境変数JAVA_HOMEを設定して、確認してみましょう。まずは、Javaのパスを取得しておきます。コマンドラインで

$ dirname $(readlink $(which java))

を実行すると

/usr/lib/jvm/java-11-openjdk-amd64/bin

のようにパスが表示されるので、コピーしておきましょう。(パスはそれぞれのコンピュータ環境によって異なることに注意してください。)

次に、

$ vi ~/.bash_profile

を実行すると、.bash_profileという名前のファイルの編集画面が表示されます。iキーを押して編集モードになったら、先程保存したパスを

export JAVA_HOME="/usr/lib/jvm/java-11-openjdk-amd64/bin"
export PATH="$JDK_HOME$PATH"

のように記述して、

Escキーを押した後、:wq!を入力し、Enterを押すと、ファイルの編集保存が完了します。あとは、コマンドラインを再起動して、

$ echo $JAVA_HOME

を実行してみましょう。すると、

/usr/lib/jvm/java-11-openjdk-amd64/bin

のように表示され、環境変数JAVA_HOMEがきちんと設定されていることが確認できました。

 

まとめ

この記事では、Linuxにおいてプログラムを動かすときに必要となる場合がある環境変数JAVA_HOMEの設定方法について解説しました。設定の方法は必ずしも一意ではありませんが、一例として方法を紹介したので、必要な場合には参考にしてみてください。

 

監修してくれたメンター

メンターOS AIプログラミングを使って開発を行う。 プログラミング歴は約3年でPythonは割と得意。好きな物理理論は一般相対性理論で動物も好き。

 

 

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