初心者でも簡単にできる!Javaをインストールする方法(Windows編)|現役エンジニアが解説
初心者向けにWindowsでJavaをインストールする方法を解説しています。これからJavaでプログラミングをやろうと思っている人には一番初めに必要になる作業です。とても簡単にできるので参考にしてみてください。
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初心者向けにJavaをインストールする方法を紹介しています。
Javaを使ってプログラミングを始める前にインストールしなければなりません。今回はWindowsのPCという前提で進めていきますので、Windowsユーザーの方はぜひ参考にしてみてください。
なお本記事は、TechAcademyのJava講座の内容をもとに作成しています。
ここではJDKのインストール手順を見てみようか。
田島メンター!!JDKというのは何ですか~?
JDKはJava Development Kitの略で、Javaの開発環境だよ。PC上でJavaの開発を行うときに欠かせないものなので、一通りのやり方を覚えておこう。
なるほど、お願いします!
目次
Javaとは
1990年代に登場した、色んなプラットフォームで動作する、オブジェクト指向プログラム言語です。登場した当時、WindowsでもLinuxでも同じように動作するのは画期的でした。現在では、企業システムにも、組込みやAndroidにも幅広く使われています。
なお、名前は似ていますが、JavaとJavaScriptとは別物です。JavaScriptはフロントエンドの開発で利用されるプログラミング言語です。JavaScriptについては以下のサイトなどを参考にしてください。
ライセンスについて
Java自体はオープンソースであり、オープンソース版のJDKとして無償で利用できるOpenJDKが存在しています。Javaのライセンス自体はOracle社が保有しており、Oracle社が提供するJDKはOpenJDKと区別できるよう、OracleJDKと呼ばれています。
OracleJDKは2019年4月16日以降「個人的な使用や開発目的に限り無償」、企業での使用などそれ以外は「有償」に変更となりました。OpenJDKとOracleJDKは基本的には「同一」であり、セキュリティパッチの提供期間がOpenJDKの方が短い、という違いがあります。
本記事では機能が同一であり、個人使用や開発では無償で利用できることから、OracleJDKのインストール方法を紹介しています。
OpenJDKを利用したい場合は、以下の公式サイトからダウンロードします。
Javaのインストール方法
事前準備
今回は、Windows10にJavaをインストールしてみます。まずは、32bitと64bitでダウンロードするファイルが異なるので、パソコンのビット数を確認しておきましょう。
デスクトップの左下のWindowsのマークを右クリックして、システムをクリック。
システムの種類のビット数をメモしておきます。
JDKのダウンロード
JAVAの開発環境であるJDK(Java SE Development Kit)をダウンロードします。
※以下の手順では最新版のJDKがダウンロードされます。過去のバージョンのJDKは以下のサイトからダウンロードできます。
- 過去のバージョンのJDKをダウンロードする: Oracle Java Archive
それでは最新版のJDKをダウンロードしましょう。Javaのページにアクセスして、「無償で試す」をクリックします。
「JDK Download」をクリック。
Windows x64 Installerの右側にある「jdk-14.0.1_windows-x64_bin.exe」をクリック。
「I reviewed and…」にチェックを付けてダウンロードボタンをクリックします。
JDKのインストール
ダウンロードした、インストーラを実行し、次へをクリック。
後でパスを設定するときに必要なので、インストール先をメモして、次へをクリック。
インストールが実行されます。
閉じるをクリックしてインストール完了です。
インストールできました!これで完了ですか?
まだもう少しだけ手順があって、Javaを実行できるように環境変数というものを設定する必要があるんだ。
環境変数というのは何ですか~?
プログラムが実行されたとき、それに必要なものがあるかを探すディレクトリを指定する機能だよ。少し複雑だけれど見てみよう。
環境変数の設定
次は、インストールしたJAVAを使うための、環境変数を設定します。デスクトップの左下のWindowsのマークを右クリックして、システムをクリック。
システムの詳細設定をクリック。
環境変数をクリック。
システム環境変数のPathを選択して、編集をクリック。
新規をクリックし、インストール時にメモしたパスに「bin」を付け足して入力し、OKをクリック。
環境変数の画面に戻るので、OKをクリック。システムのプロパティの画面もOKをクリックして、設定を完了します。
動作確認
最後に、パスの設定が完了したかjavacのバージョンを表示するコマンドで確認します。
デスクトップの左下のWindowsのマークを右クリックして、ファイル名を指定して実行をクリック。
cmdと入力し、OKをクリック。
コマンドプロンプトの画面に、「javac -version」を入力し、Enterキーを押してバージョンが表示されれば、JDKのインストール確認完了です。
環境変数の設定が問題なくできたかどうかは、このようにコマンドプロンプトで確認することができるんだ。
ここでうまくいかない場合は、どこかで間違ってるってことですね。
JDKをインストールするときに、そのインストール先をしっかり控えておこう。環境変数の設定のときに必要になるからね。
インストールしたら最初にすべきこと
Javaをインストールしたら、さっそくプログラミングを行いましょう。ソースコードはメモ帳でも書くことが出来ますが、Javaでプログラミングを行うにはエディタやIDE(統合開発環境)があると便利です。
エディタやIDEはプログラミングを行う便利な機能が搭載された高機能なメモ帳のようなものです。Javaのプログラミングを行えるエディタやIDEとしては以下のようなものがります。
Eclipse
IDE(統合開発環境)です。Javaでプログラミングを行う際に標準的に利用されています。Eclipseは非常に長い歴史があり書籍や参考となるサイトも豊富です。
多機能がゆえ、初心者にはやや使いづらい面もありますが、Javaのプログラミングを行うのであれば、いずれ利用することとなるIDEと言えるでしょう。
Eclipseは以下のサイトから日本語版をダウンロードできます。
MergeDoc Project – Pleiades All in One ダウンロード
Visual Studio Code
高機能なエディタです。近年開発者の間で非常に人気があります。
幅広いプログラミング言語に対応しており、もちろんJavaにも対応しています。Eclipseと比較して動作が高速軽量であるため、最近は多く利用されるようになってきました。
拡張機能と呼ばれる機能を拡張する仕組みが用意されており、Javaの開発に特化したエディタを構築することが可能です。
Visual Studio Codeは公式サイトからダウンロードできます。
以上、Javaのインストール方法について紹介しました。
良く分かりました。ありがとうございます!
また、Javaの学習サイトもまとめているので、合わせてご覧ください。
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