Pythonの配列（list）の合計値を計算する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonの配列（list）の合計値を計算する方法について、テックアカデミーのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

目次

• Pythonの配列 (list) とは
• sumメソッドの使い方
• 実際に書いてみよう
• まとめ
• Pythonを学習中の方へ

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

 

Pythonの配列 (list) とは

配列とは「複数の要素をまとめて扱う仕組み」のことです。

ここでの要素とは、数字、文字、など単一のデータのことを指します。

Pythonで配列に該当するものが「シーケンス」です。Pythonのシーケンスには以下の種類があります。

• リスト(list)
• タプル(tuple)
• レンジ(range)
• 文字列(string)

その他にも、NumPyという数値計算のライブラリのndarray型 (NumPy配列型) などもシーケンスと同様に扱うことができます。

この記事では、配列の中でも特に汎用的に使われている、リスト (list) の中の要素の合計値を計算する方法を学んでみましょう。

リストはlist()や[]を使って、下記のように定義します。

mylist = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

上記をlist()とタプルを使って定義すると以下のようになります。

mylist = list((1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10))

 

range()を使うと、より簡単に記述できます。

mylist = list(range(1, 11))
# 上記は[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]と定義されます。

range() の使い方がわからない場合には、こちらの記事をご参考ください。

 

sumメソッドの使い方

要素が数値のリストに対しては以下のようなメソッドを適用できます。

• sum: 値の合計を取得
• min: 値の最小を取得
• max: 値の最大を取得
• len: リストの長さを取得

ただし、リストの中に数字以外の要素 (文字列など) が入っているとsum, min, maxは適用できませんので注意しましょう。

そのうち、sumメソッドは以下のように記述します。

sum(リスト)

また、リストの要素の合計値を計算したい場合、numpyというライブラリを使ったnumpy.sum() を使う方法もあります。

numpyを使った配列の計算に関しては、こちらの記事をご参考ください。

 

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実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、リストに対して上記で紹介したメソッドを適用した結果を出力します。

mylist = list(range(1, 11))
ここで、mylistは[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]で定義されるリストです。 

# 合計を計算したいとき
print(sum(mylist))
>> 55 

# 最小の要素を取り出したいとき
print(min(mylist))
>> 1

# 最大の要素を取り出したいとき
print(max(mylist))
>> 10

# リストの長さを計算したいとき
print(len(mylist))
>>10

 

まとめ

今回は、配列 (list) 中の要素の合計値を計算する方法を学びました。

データの統計処理をする場合や、処理結果を確認する場合などに便利ですので、ぜひ使いこなせるようにしましょう。

 

 

Pythonを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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