Python開発におすすめのフレームワーク3選を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPython開発におすすめのフレームワーク3選について現役エンジニアが解説しています。フレームワークとはあらかじめ用意されているテンプレートを使い開発していくような仕組みのことです。PythonのWebフレームワークであるDjango、bottle、Flaskの3つを紹介します。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
Python開発におすすめのフレームワーク3選について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Python開発におすすめのフレームワーク3選について詳しく説明していくね!
お願いします!
Python開発にフレームワークを利用するメリット
ここではフレームワークを活用するメリットは3つです。
- 開発の効率化
- セキュアな開発
- プログラミングルールの統一化
詳しく解説していきます。
メリット1:開発の効率化
Python開発にフレームワークを利用すると、多様なテンプレートやデバッグ機能などが使用可能になります。
フレームワークを使わずに開発しようとすると、コードを1から書かなければいけません。そのため、システム完成までのステップが増え、バグが発生する可能性が高まります。
一方フレームワークを導入する事でプログラマーが書かなければいけないコード量を抑えることができるため、開発にかかる時間を大幅に短縮する事ができます。さらにミスも少なくなり、トラブルがあった場合でも原因をすぐに特定しやすくなるので、ダウンタイムの時間を短くすることが可能です。
メリット2:セキュアな開発
Pythonはビッグデータを扱うシステムや、WEBサービスの開発などに使われるため、高いセキュリティが求められます。
フレームワークの中には、セキュリティ面で必要となる実装をサポートしているものがあります。フレームワークは、大切なシステムや情報を守るという役割も担っています。
メリット3:プログラミングルールの統一化
システム開発の現場においては経験もスキルも異なる様々なプログラマーがプロジェクトに参加します。
フレームワークを導入する事で大人数での開発でもルールに則ったコードの統一が可能になり、結果的に品質が高まり、保守性の高いシステムが完成しやすくなります。
Python開発におすすめのフレームワーク3選
Pythonのフレームワークは数多く存在しますが、ここではお勧めとして「Django」「bottle」「Flask」の3つを紹介します。
Django
公式サイト:https://www.djangoproject.com/
PythonのWeb開発用のオープンソースフレームワークでDjango「ジャンゴ」と読みます。
特徴としては基本的なWebの機能である、「ユーザー認証」、「サイトマップ」、「RSSフィード」などの機能を備えており、Webシステムの開発が楽になるように工夫されています。
また、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの基本的な脆弱性を開発者が誤って生み出さないように設計されており、セキュリティ面もカバーしています。Webシステムの開発に適しているフレームワークです。
特別な理由がない限り、Pythonでの開発におけるフレームワークは「Django」がオススメです。多機能で汎用性が高いことから、「Django」に作れないシステムはないと言っても過言ではありません。
InstagramやdropnboxもDjangoで開発されたWebアプリケーションです。
学習についても日本語でのコミュニティや書籍、インターネットでの記事等が豊富にあり開発に必要な情報が充実しています。
Bottle
公式サイト:https://bottlepy.org/docs/dev/
Bottleはとにかく動作が早くシンプルなWeb アプリケーションを作成するためのフレームワークです。
Bottleは「bottle.py」という1つのファイルだけで構成されており機能は少ないですがシンプルで軽量のため小規模なアプリケーションを作成する用途に適しています。
学習についても日本語での解説記事が豊富にインターネット上にあるので、Webフレームワークを使うこと自体が初めてという初心者には特にオススメです。
Flask
公式サイト:http://flask.pocoo.org/
Flaskは、Python上で動く、マイクロウェブアプリケーションフレームワークと呼ばれています。
ウェブアプリケーションフレームワークの中でも、マイクロフレームワークとなっているのは、標準で提供している機能が本当に最小限になっていることに起因します。
最低限の機能しか提供していない為、Djangoで標準搭載されているログインの機能をFlaskでは一から作る必要があります。その為、簡単なBotを作成したり、社内管理システムで利用したり、APIサーバーとして利用されることが多いです。
フレームワークとしての特徴は最小限な機能しかない為カスタマイズ性が高く、導入も簡単な為、こちらもBottole同様初心者のフレームワーク入門用にオススメです。
監修してくれたメンター
菅繕久(すがよしひこ)
現在はフリーランスのエンジニアをしていてプログラミング歴は8年目になります。 普段は Python、FileMaker等を使って様々な業務で活用できるIoTプロダクトRPAツールを作成しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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