Pythonで日付をunixtimeに変換する方法【初心者向け】
初心者向けにPythonで日付をunixtimeに変換する方法について解説しています。unixtimeと日付との変換にはtimestamp関数、fromtimestamp関数を使用します。それぞれに変換する場合の書き方と実際の例を見ながら覚えていきましょう。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
Pythonで日付をunixtimeに変換する方法について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
日付をunixtimeに変換する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
unixtimeとは
unixtimeとは、協定世界時(UTC)での1970年1月1日00:00:00 からの経過秒数で表す日時表現のことです。unixだけでなく、多くのオペレーティングシステム(OS)で用いられます。unixエポック秒とも呼ばれます。いくつか用語が出てきたので整理しましょう。
unix
1960年代から開発が開始されたOSです。LinuxやMacOSなど、現代のOSの基礎となっています。
協定世界時(UTC)
世界の標準時刻の基礎となっている時刻表現です。例えば日本標準時は協定世界時よりも9時間早く「+0900 (JST)」と表記します。
1970年1月1日00:00:00
この日時がunixtimeの基準となっているのには「深い理由がない」と言われています。当時の時刻表現でちょうどよい値だったということでしょう。
なぜunixtimeを使用するのか
人間に分かりやすい「年、月、日、時、分、秒」の表現は、コンピューターによっては表現に計算が必要で扱いづらいものです。また、日本では「年、月、日」と表現しますが、 アメリカでは「月、日、年」、イギリスでは「日、月、年」ように日付の表現は国によって異なります。そこで、共通で単純に扱える表現方法として、unixtimeが広く採用されるようになりました。
なお、閏秒の問題など、unixtimeについては考慮すべき点がいくつかあります。詳しくはWikipediaなどを参考にしてください。
https://en.wikipedia.org/wiki/Unix_time
unixtimeに変換する方法
日付をunixtimeに変換するには、timestamp関数を使用します。
timestamp()
逆に、unixtimeを日付に変換するには、fromtimestamp関数を使用します。
fromtimestamp(unixtime [, timezone])
timezoneは省略可能です。省略した場合、UTCが指定されます。
実際に日付をunixtimeに変換してみよう
今回のサンプルプログラムでは、現在日時をunixtimeに変換し、またunixtimeを日時に変換する方法を確認していきます。プログラムは Python インタプリタで入力していきます。はじめに以下のプログラムを入力しましょう。
from datetime import datetime now = datetime.now() print(now)
実行結果は以下のようになります。
2018-07-30 15:41:59.114531
次にunixtimeに変換してみましょう。
now_ts = now.timestamp() print(now_ts)
実行結果は以下のようになります。
1532932919.114531
最後に、unixtimeを日時に変換してみましょう。
now_from_ts = datetime.fromtimestamp(now_ts) print(now_from_ts)
実行結果は以下のようになります。
2018-07-30 15:41:59.114531
この記事を監修してくれた方
太田和樹(おおたかずき) 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
TechAcademyでは、初心者でもPythonを使った人工知能(AI)や機械学習の基礎を習得できるオンラインブートキャンプPython講座を開催しています。
挫折しない学習方法を知れる説明動画や、現役エンジニアとのビデオ通話とチャットサポート、学習用カリキュラムを体験できる無料体験も実施しているので、ぜひ参加してみてください。