Pythonのqueueとdequeについて現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのqueueとdequeについて現役エンジニアが解説しています。queue(キュー)とは、先入れ先出し(First In First Out, FIFO)のデータ構造で、deque(デキュー)とはappend/popを行えるようにしたものです。Pythonのdequeモジュールを解説します。
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Pythonのqueueとdequeについて、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonのqueueとdequeについて詳しく説明していくね!
お願いします!
queueとは
queue(キュー)とは、先入れ先出し(First In First Out, FIFO)のデータ構造です。左から入れたものが右から出てくるような、一方通行の管のイメージです。
Pythonでは専用のqueueモジュールが存在します。またリストのappend()やpop()メソッドを使うと、リストをqueueのように扱えます。
dequeとは
deque(デキュー)とは、double ended queueの略で、queueの両端からappend/popを行えるようにしたものです。Pythonではdequeで作成できます。リストでも同様の操作を実現できますが、dequeのほうがより高速に動作します。
実際に書いてみよう
ソースコード
import collections dq = collections.deque([1,2,3]) print(dq) # [1,2,3] dq.append(4) print(dq) # [1,2,3,4] dq.appendleft(5) print(dq) # [5,1,2,3,4] print(dq.pop()) # 4 print(dq) # [5,1,2,3] print(dq.popleft()) # 5 print(dq) # [1,2,3]
実行結果
deque([1, 2, 3]) deque([1, 2, 3, 4]) deque([5, 1, 2, 3, 4]) 4 deque([5, 1, 2, 3]) 5 deque([1, 2, 3])
解説
3行目でdequeを作成しました。
append/appendleft/pop/popleft関数を用いて、dequeへのappendとpopを行いました。
まとめ
この記事ではFIFOのデータ構造であるqueueと、それを拡張したdequeを紹介しました
監修してくれたメンター
橋本紘希(はしもとひろき)
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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