Pythonにおけるlistのextendメソッドについて現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonにおけるlistのextendメソッドについて、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

この記事ではPythonにおけるlist型で他のlistを結合する方法の1つであるextendメソッドの使い方について解説します。

目次

• listとは
• extendメソッドの使い方
• extendメソッドを利用して別のリストデータの要素を追加してみよう
• まとめ

 

listとは

まずは、簡単にlistについて復習しておきます。listはPythonで配列を扱うときに用いることができるデータ型です。listを用いるには、角括弧[ ]を用いて

list名 = [要素1, 要素2, 要素3, 要素4, ...]

のようにして定義します。要素を参照したいときは、0から始まるインデックス番号を用いて、

list名[インデックス番号]

とすることで取得できます。複数の要素を取得したい場合は、スライス表記

list名[始まり:終わり+1]

を用いる便利です。

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extendメソッドの使い方

listで要素を追加したい方法はいくつかありますが、要素単体を追加するのではなく、他のlistをそのまま結合したい場合に使える方法してはextendメソッドがあります。

extendメソッドは、listの末尾に別のlistの要素をすべて追加するために使われます。

具体的には、

list名.extend(追加したいlist名)

のようにして記述します。複数の要素を追加したい場合などに、

list名.extend([要素1, 要素2, ...])

のように使うことで、一挙に複数の要素の追加ができます。

また、extendメソッドはlist以外にもタプルなどの「イテラブル」と呼ばれるデータ型であれば要素を追加することもできることも追記しておきます。

extendメソッドを利用して別のリストデータの要素を追加してみよう

それでは、実際にextendメソッドを利用して別のlistの要素を追加する、という処理を行なって、extendメソッドの使い方について確認してみましょう。

# リストの生成
>>> list1 = [1, 2, 3, 4, 5]
# printメソッドでリストを表示して要素を確認
>>> print(list1)
出力：[1, 2, 3, 4, 5]

# 要素を追加するリストを生成
>>> list2 = [6, 7, 8, 9, 10]
# リストを表示して要素を確認
>>> print(list2)
出力：[6, 7, 8, 9, 10]

# extendメソッドで他のリストの要素を追加
>>> list1.extend(list2)

# リストを表示して追加できたことを確認
>>> print(list1)
出力：[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

 

まとめ

この記事ではextendメソッドを用いてリストに別のリストの要素を追加する方法について解説しました。

リストに要素を追加するいくつかの方法のうち一気に複数の要素を追加することができる点でextendメソッドは便利です。ぜひ使って見てください。

監修してくれたメンター

メンターOS AIプログラミングを使って開発を行う。 プログラミング歴は約3年でPythonは割と得意。好きな物理理論は一般相対性理論で動物も好き。

 

 

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