PythonでMatplotlibで作成したグラフを保存する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonでMatplotlibで作成したグラフを保存する方法について現役エンジニアが解説しています。Pythonでグラフを描画する際に使用するライブラリがMatplotlibです。savefigメソッドでファイルを保存することが出来ます。
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PythonでMatplotlibで作成したグラフを保存する方法について解説します。
目次

今回は、Pythonに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

PythonでMatplotlibで作成したグラフを保存する方法について詳しく説明していくね!

お願いします!
Matplotlibで作成したグラフを保存する方法
Pythonでグラフを描画する際に標準的に使用するライブラリがMatplotlibです。
マットプロットリブと読みます。
MatplotlibはPandas(パンダス)やNumpy(ナンパイ)といった数値演算ライブラリとの親和性も高く、データ分析の過程においてデータの傾向の可視化などに大いに役立ちます。
Pythonプログラムをコマンドラインから実行した際、Matplotlibで作成したグラフを確認するにはファイルに保存するのが便利です。
ファイルに保存するには以下のように記述します。
# ライブラリのインポート # matplotlibにあるpyplotというモジュールをインポートして、 # pltという省略した名前で利用できるようにしています import matplotlib.pyplot as plt # グラフの描画先の準備 # plt(最初にインポートしたmatplotlib.pyplotというモジュール)にある # figure()メソッドを、figに代入しておきます。 fig = plt.figure() # ここにグラフを描画する処理を記述する # ファイルに保存 # fig(準備した描写先であるFigure(432x288)のようなデータが準備されています)に # img.pngという画像を保存しています。 fig.savefig("img.png")
ファイルに保存する際、拡張子を指定することで任意のフォーマットで保存できます。
対応しているフォーマットは以下のとおりです。
eps, jpeg, jpg, pdf, pgf, png, ps, raw, rgba, svg, svgz, tif, tiff
実際に書いてみよう
今回のサンプルプログラムでは、簡単なヒストグラムを描画してファイルに保存してみます。
必要なライブラリはMatplotlibとNumpyです。
事前にインストールしておくと良いでしょう。
# matplotlibにあるpyplotというモジュールをインポートして、 # pltという省略した名前で利用できるようにしています。 import matplotlib.pyplot as plt # numpyというライブラリをインポートして、 # npという省略した名前で利用できるようにしています。 import numpy as np # 平均50、分散20の乱数を10万個作成しています。 # npのrandom x = np.random.normal(50, 20, 100000) # 画像のプロット先の準備をします。 # ここでは、Figure(432x288)のようなデータが準備されています。 fig = plt.figure() # plt(matplotlibにあるpyplotというモジュール)の # histメソッドを利用してヒストグラムの描画をしています。 # xでは、npで生成した乱数を指定しています。 # binsでは、表示する棒の数を指定しています。 # ecでは、barの境目の線の色を指定しています。 plt.hist(x, bins=100, ec='black') # plot.titleでは、グラフのタイトルを指定しています。 plt.title("normal histogram") # plot.xlabelでは、x方向のラベルを指定しています。 # x方向とはグラフの横向きの方向です。 plt.xlabel("x") # plot.ylabelでは、y方向のラベルを指定しています。 # y方向とはグラフの縦向きの方向です。 plt.ylabel("y") # plt.xlimでは、グラフの表示範囲を指定しています。 # ()で指定しているのは、(Xの最小値, Xの最大値)です。 plt.xlim(-50, 150) # plt.grid()では、グリッドを表示しています。 plt.grid() # fig.savefig("img.png")では、 # グラフをimg.pngという名前のファイルに保存しています。 fig.savefig("img.png")
実行結果は以下のようになります。
プログラムと同じフォルダに「img.png」というファイルが作成されます。
監修してくれたメンター
太田和樹(おおたかずき)
ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |

内容が分かりやすくて良かったです!

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

分かりました。ありがとうございます!
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